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「がまだせ、熊本!」サッカー少年16人に大声援 暖かい沖縄で伸び伸びプレー

4/4(火) 14:00配信

沖縄タイムス

 沖縄県金武(きん)町で3日にあったサッカー大会「国際フレンドリーサッカーキャンプ」は、熊本地震で被災した熊本市のサッカー少年16人が沖縄県内のサッカーチームなどと交流した。沖縄の海や地元の支援にも触れた子どもたちには生き生きとした笑顔があふれていた。

 「がまだせ(がんばれ)、熊本!」。3日午後、金武町のフットボールセンターでは、天然芝のグラウンドでサッカーをする熊本の子どもたちに大きな声援が飛んだ。

 沖縄に来たのは全員初めてだという。同市南区の前田琉翔君(12)は「広いグラウンドで思い切り走り回れて楽しかった。きれいな海にもびっくりした」と弾んだ声で話した。

 前田君は今も家族と仮設住宅で暮らす。小学4年でサッカー部に入ったが、6年生になったばかりの昨年4月に被災した。地震から約2カ月間は小学校が避難所となったためグラウンドは使えず、自宅近くのドッグランで部活仲間とボールを蹴り合う日々が続いた。「小学校最後の年だったのに春の大会はなくなり残念だった」

 16人を誘ったのは、熊本地震や東日本大震災でサッカーを通じた被災地支援ボランティアをしている千葉県柏市の角田寛和さん(54)ら。月1回は熊本へ行き炊き出しやサッカー観戦の招待をしており、交流大会を企画した社団法人の代表から誘いがあったという。

 とはいえ旅費や滞在費で計60万円ほどかかる。角田さんは支援者を探し、那覇市内のあるホテルは宿泊料を無料にしてくれ、沖縄県内での移動用のバスを貸してくれる企業もあったという。

 子どもたちは4日も同センターで試合をし、5日に熊本へ帰る。「支援してもらい感謝したい。熊本地震の被害が続いていることにも思いを寄せてほしい」と話した。

最終更新:4/4(火) 16:45
沖縄タイムス