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具志堅用高氏が愛弟子に託す「ボクシング王国」再建 比嘉大吾、師と同じ21歳の世界挑戦

4/4(火) 16:50配信

沖縄タイムス

 前東洋太平洋(OPBF)フライ級王者で、世界ボクシング評議会(WBC)同級1位の比嘉大吾(21)=沖縄県浦添市出身、宮古工業高出、白井・具志堅スポーツ=らは3日、東京都内のホテルで記者会見し、5月20日に東京・有明コロシアムで世界タイトルマッチを行うと発表した。

 ■12戦全勝全KOの若武者

 2014年6月のプロデビュー以来、12戦全勝全KOのパーフェクトレコードで初の世界戦へ挑む比嘉は「1ラウンドから自分のボクシングで打ち勝ちたい。今回もKOを狙う」と宣言しベルト奪取を誓った。

 待ち焦がれた世界への扉がついに開かれた。18歳でのプロデビューからわずか3年で世界ユース、東洋太平洋王者と無敗で駆け上がってきた若武者は、世界王座13回連続防衛の偉業を誇る師匠の具志堅用高会長と同じく21歳で世界の舞台に立つ。

 「ずっと目標にしてきた。やりたいと言って、できるものでもない。全ての関係者に感謝したい」と喜びをかみしめた。

 ■キャリア3倍を誇る王者

 具志堅会長も「沖縄魂で、見る者を感動させる試合をしてくれるはず。比嘉にボクシング王国沖縄の再建を託したい」とまな弟子の成長に目を細めた。

 現王者は3月に敵地タイでの王座決定戦を3回TKO勝利で制した30歳のファン・エルナンデス(メキシコ)。36戦34勝(25KO)2敗と比嘉の3倍のキャリアを誇るが、比嘉陣営も2月の試合以降、わずか3日間の休養で再始動。さらに宮古島合宿で体力、技術強化を図ってきた。

 野木丈司トレーナーは「足を使い臨機応変に戦い方を変えてくる相手」と警戒する一方で「比嘉はパンチ力だけではないことを見せる試合にしたい」。

 ■打ち合いに持ち込む

 改めて世界戦への意気込みを問われた比嘉は「経験も技術も上の相手だが、捕まえて打ち合いに持ち込む。絶対、世界王者になる」と力強く宣言した。

 当日は比嘉のほか元ロンドン五輪ミドル級金メダリストで世界ボクシング協会(WBA)ミドル級2位の村田諒太(帝拳)、WBC世界ライトフライ級4位の拳四朗(B.M.B)らの世界タイトルマッチが予定されている。(小笠原大介東京通信員)

最終更新:4/4(火) 18:35
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