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認知症リスク、早期発見 金沢医科大病院、血液検査で手軽に測定

4/4(火) 1:23配信

北國新聞社

 金沢医科大病院認知症センターは、アルツハイマー病の前段階である「軽度認知障害」の危険度を調べる血液検査を導入した。軽度認知障害は、放置すると5年間で半数以上が認知症に進行するとされ、手軽な検査で認知症の兆候の早期発見に役立てる。今月から受け付けを開始し、50代以上の中高年を中心に検査を呼び掛ける。

 アルツハイマー病は、タンパク質「アミロイドβ(ベータ)」が脳内に蓄積することで起こると考えられ、血液検査でアミロイドβを排除するタンパク質の濃度を調べたり、アルツハイマー病に関連する遺伝子型の有無を解析したりする。

 軽度認知障害は健常者と認知症の中間ともいわれ、自覚症状はなく、はた目にも目立った変化はない。検査は完全予約制とし、健康保険適用外のため費用は5万4千円となる。

 認知症は70代以上で患者が急増し、発症の約20年前からアミロイドβの蓄積が始まるとされることから、金沢医科大病院は50代以上の検査を呼び掛けている。認知症に不安を感じる人や、家族が異変に気付いたケースも検査を勧めている。

 検査で軽度認知障害のリスクが高いと判断された場合、生活習慣の改善を促す。認知症センターの入谷敦医師は「多くの人に検査を受けてもらい、認知症患者の増加を少しでも抑制したい」と話した。

 金沢医科大病院は助産師外来を新設し、今月から妊婦の受け付けを始めた。出産の近い38週の妊婦を対象とし、健康管理などを助言する。1人1時間の完全予約制とし、出産の不安や悩みにきめ細かく応じる。

 助産師外来は月、火、木、金曜日の週4回、午前9時から正午に開設する。高血圧や糖尿病などの合併症がなく、正常な妊娠経過をたどっている人が対象となる。経験豊富な助産師2人を専属で配置した。

北國新聞社

最終更新:4/4(火) 1:23
北國新聞社