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【F1】セッティングひとつで勢力図は一変!? 変化に“ビンカン“な2017年マシンと各チームが格闘中

4/5(水) 8:52配信

motorsport.com 日本版

 幅もタイヤも広くなった今年のF1マシンの特徴は、プレシーズンテストの開始以降徐々に明らかになってきた。そのひとつが、マシンやタイヤのセッティングを少しでも変更すると、ハンドリングに大きな影響を与える可能性があるということだ。

【動画】スタート時のクラッチ操作も”繊細さ”が必要になった。メルセデスの対策を解説

 それが、多くのチームがクルマの感触に一貫性を見つけるのに苦労している理由だ。フェラーリ、メルセデス、レッドブルなどのトップチームも含め、テストやフリー走行でロングランを行った際、理想的なセットアップをなかなか見つけられずにいた。

 メルセデスのトト・ウルフは、オーストラリアGPでルイス・ハミルトンがタイヤのデグラデーション(性能劣化)に苦労したのは、この特性が原因だと信じている。

「新しいタイヤは、設定の幅が非常に狭いと、私は信じている。しかし、うまく使いこなすためには、その範囲内に入れておかなければならない」

 そうウルフは語る。

「最適な範囲を外れてしまえば、それが上でも下であっても、パフォーマンスを失ってしまう。それは、ここ数年の傾向とは違う。我々はみんな、それを見直し、タイヤの理解を進める必要がある」

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーも、オーストラリアGPで苦労したため、RB13の”作動範囲”を広げる必要があると考えている。

「私は、作動範囲を広げる必要があると思う」

 そうホーナーは語る。

「マシンが最適な形で働く範囲は、現時点では非常に狭い。しかし、少なくともマシンは変化に反応している。我々はそれを理解し、その上に(対策を)構築していく必要がある」

 オーストラリアGPのレッドブルは、フェラーリとメルセデスに差をつけられてしまった感がある。しかしホーナーは、チームはRB13と共に、良い進歩を遂げることができるはずだと確信している。

「フェラーリはエンジンの面でもシャシーの面でも、素晴らしい仕事をしたと思う」

 そうホーナーは言う。

「彼らは素晴らしい冬を過ごした。しかし、今シーズンは20レースだ。1レースだけじゃない。年末、シーズン全体を見て判断しようじゃないか」

「我々のベースは良いはずだし、良い方向性も持っていると私は信じている。そして、レギュレーションはまだ未成熟であり、物事は非常に急速に動くはずだ。我々は年間を通じて、激しい競争の中に加われると私は信じている」

Jonathan Noble