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老舗の地図取次、日本地図共販(株)ほか1社が破産開始決定

4/5(水) 13:01配信

東京商工リサーチ

 2月10日、東京地裁に破産を申請し同日、保全管理命令を受けていた日本地図共販(株)(TSR企業コード:291150764、法人番号:3010001033400、江戸川区南葛西3-9-20、登記上:千代田区神田神保町1-23、設立昭和21年7月、資本金9600万円、佐藤史泰社長)は3月31日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人は保全管理人だった早川学弁護士(森・濱田松本法律事務所、千代田区丸の内2-6-1、電話03-5223-7748)が選任された。
 負債総額は12億1194万円。
 国土交通省国土地理院地形図など元売捌(もとうりさばき)の1社。設立当初は地形図や一般地図の販売を主力としていたが、旅行ガイドブックや雑誌の扱いを増やし、ピークとなる平成9年9月期は売上高109億9065万円をあげていた。しかし、出版業界の需要縮小やインターネットでの地図サービスの普及など、取り巻く環境が大きく変化。加えて、大手取次による得意先書店の囲い込みから帳合変更が続き、23年9月期の売上高は70億8038万円と業容は縮小した。その後も、帳合変更や新刊点数の減少などから28年9月期の売上高は32億1010万円とピーク時の約3分の1まで落ち込み、6期連続の当期純損失を計上した。28年4月、保有する不動産を売却するなど負債の削減をに努めたものの、得意先書店の大手取次への帳合変更の流れは止まらず、業況はさらに悪化。複数の出版社が当社に対する出荷を停止し、事業の継続が困難になっていた。
 また、子会社の(株)キョーハンブックス(TSR企業コード:293794014、法人番号:8010001014899、江戸川区南葛西3-9-20、登記上:千代田区神田神保町1-23、設立昭和52年3月、資本金1000万円、高田登司社長)も同日、破産開始決定を受けた。

東京商工リサーチ