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《ブラジル》崇教真光=サンジョアキンに陽光会館=日本以外で世界初の拠点=「幸せの種を蒔きましょう」

4/5(水) 6:02配信

ニッケイ新聞

 崇教真光(岡田光央第3代教え主、本部=岐阜県高山市)のラテンアメリカ布教の一大拠点、サンパウロ市リベルダーデ区の「サンジョアキン中道場」(丹野照大道場長)が立て替えられ、日本以外では世界初の「陽光会館」として2日に竣工祭を行った。熱心な信者ら600人が駆けつけ、大きな節目を祝った。
 靴を脱いで最上階の大講堂に入ると、祭壇中央には毛筆の「真光」の額が掲げられ、厚いカーペットの上で職員らが跪いて祈りを捧げる敬虔な姿が見られた。
 長いブラジル国歌が5番まで斉唱され、荘厳な雰囲気の中、出席者全員によって大きな声で日本語の祝詞が要所要所で唱えられ、4回の柏手が打たれた。

 志水宏僖(ひろき)ラテンアメリカ方面指導部長は式典で、「陽光会館は日本には幾つかあるが、世界ではここが初めて。日本から見て地球の反対側にあるこの地に建てられたのは、大変意味があること。この会館を作ったこと自体が、教え主さまからの皆さんへの愛である」と説明した。
 メトロのサンジョアキン駅のすぐ横に5階建てビルという好立地。「陽光会館」は通常の宗教施設と違い、教団の祭事や研修意外に、一般市民が国際会議や文化イベントで活用できる特徴がある。
 丹野道場長は「4月2日は特別な日。一人一人が幸せの種をさらに広く蒔くことを決意して、ここを出ましょう」と呼びかけた。

 出席者の一人、フェルナンダ・ファヴィエルさん(58)=グァラレマ市在住=は20年来の信者だ。「手かざしのお浄めは何にでも効く。私は国のためにブラジリアの政界を清めたい」と気合をいれていた。
 レジストロから参加した金子慶子さん(72、二世)も「教え主さまの期待を受け、とても重い責任を感じた」と気持ちを引き締めていた。
 丹野道場長によれば「信者数は全伯で30万人。最初は日本人ばかりで日本語中心だったが、今では9割が非日系人でポ語が中心」とのこと。ブラジル代表者はサンパウロ大道場の坂本秀和道場長だ。
 信者100人以上の拠点が聖州の26カ所を含め全伯に56カ所もある。ラ米全体では他にメキシコ、ペルー、ベネズエラにも拠点を持つ。
 同教団の布教使が当地に足を踏み入れたのは1973年12月で、蔵立(くらたて)みのる、石倉けいこ両氏。翌74年に最初の研修会が開かれ、真光の種が南米に蒔かれ始めた。サンジョアキン中道場の物件は1980年から賃貸で使ってきた、86年に二代目教え主が南米巡光した折、購入の指示があり、所有した。
 三代目教え主が2008年に中南米巡光をした際、新しい建物を建設するよう指示があり、以来、市役所の許認可が進められ、昨年から「陽光会館」建設が開始され、今年初めに完成していた。

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 崇教真光の「陽光会館竣工祭」の最後は、五大陸の民族共存を象徴する歌と踊りが披露され、子供のコーラス隊の歌声に合わせて、各人種の子孫が民族衣装を着て踊った。日本を代表する曲、ちょっと不思議な童謡「かごめかごめ」で始まり、最後を締めくくったブラジル代表歌は、ゴンザギーニャの名曲「O Que E, o Que E?」。「生きるというのは、幸せになるのを恥らわないこと」との陽気なフレーズを会場中で大合唱して締めくくった。

最終更新:4/5(水) 6:23
ニッケイ新聞