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古河電工、電子部品抵抗材用の銅合金板条拡販

4/5(水) 6:01配信

鉄鋼新聞

 古河電工は電子部品の抵抗材料として用いる銅合金板条の拡販に注力している。回路の電流値を検出する電子部品であるシャント抵抗やチップ抵抗は、導電率が小さい抵抗材料に高導電の純銅を接続して製造。同社ではこのほど、幅広い品ぞろえを生かし抵抗材料と純銅の銅板条をセット販売する取り組みを始めた。一括納入により納期対応や品質保証などで顧客メリットが創出できる。スマートフォンや次世代自動車などで拡大する需要を取り込むことが狙い。

 同社では抵抗材料として銅をベースにマンガンとニッケルを添加した合金や、マンガンと錫を添加した合金を有している。幅広いシリーズ展開で導電率を純銅の4%から76%まで細かく選択できることなどが特長。純銅は高効率なシャフト炉で高品位な無酸素銅を製造できることなどが強みで、注力製品に位置付けている。強みのある製品を一括提案する体制で、さらに競争力を高める。
 シャント抵抗やチップ抵抗は現在スマートフォンや次世代自動車で電池残量をモニタリングするために用いられており、電池一つ当たり複数個が使われる。今後スマホや次世代車の需要は中長期的に拡大する見通し。古河電工ではボリュームゾーンのコネクタ材やリードフレーム材と併せて、抵抗材でも成長市場の捕捉を目指していく。

最終更新:4/5(水) 6:01
鉄鋼新聞