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介護報酬の不正請求で信用失墜、(株)エヌ・ビー・ラボが破産

4/5(水) 14:06配信

東京商工リサーチ

 (株)エヌ・ビー・ラボ(TSR企業コード:363772618、法人番号: 3020001058990、横浜市中区桜木町1-101-1クロスゲート7F、設立平成18年11月、資本金8600万円、池川一臣社長)は3月29日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には池内稚利弁護士(光和総合法律事務所、東京都港区赤坂4-7-15、電話03-5562-2528)が選任された。
 負債総額は債権者990名(労働債権含む)に対して約14億2000万円。
 高齢者向け小規模・低価格賃貸住宅「エルスリー」の運営や、介護事業に関連するコンサルティングなどを手掛けていた。
 高齢化に伴う需要増から事業を拡大した結果、運営施設数は約60ヶ所に達し、平成28年9月期は売上高約38億円を計上した。しかし、介護ヘルパーなどの現場スタッフの確保が難航し、開業が遅れる施設が発生。また、採用活動費や人件費負担の増加から、資金繰りが悪化し、一部取引先に対する支払い遅延を引き起こしていた。
 こうした中、28年8月に運営する「訪問介護事業所ひまわり埼玉西部」(埼玉県狭山市)で虚偽の申請による介護報酬を不正請求が発覚し、埼玉県から「介護保険事業者及び指定介護機関の運営する事業所の指定取消処分」を受け、信用力がさらに低下。税金や事業所家賃の滞納も散発し、今回の措置となった。

東京商工リサーチ