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生の果物や野菜が冷凍品より必ずしも「健康的」とは限らない

4/5(水) 21:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

生鮮品売り場に並ぶ新鮮でカラフルな果物や野菜は、(しばしば非常に安い)冷凍商品より体に良いと一般に信じられているが、最近の研究で、必ずしもそうでないことが明らかになった。

【冷凍品の方が栄養価が高い?】

食品ジャーナル「Journal of Food Composition and Analysis」に先月掲載された論文は、新鮮な果物は数日でも冷蔵庫に保存するとビタミンが失われるため、冷凍品の方が栄養価が高いことが多いとの研究結果を示した。

研究者たちは、ブロッコリー、カリフラワー、トウモロコシ、インゲン豆、エンドウ豆、ホウレンソウ、ブルーベリー、それにイチゴを「とれたて」「冷凍」「冷蔵庫で数日保存」の3つに分類し、栄養素を比較した。

比較したのは、果物と野菜に含まれる3つの重要な栄養素であるビタミンC、ビタミンA、葉酸で、これらは水に溶けやすく、熱に弱いため、「とれたて」「冷凍」「冷蔵庫で数日保存」の栄養素を比較するには最適と判断した。

その結果、冷凍された果物や野菜に含まれる栄養素は、基本的に数日保存された生鮮品を上回った。「この研究結果は、生鮮品が冷凍品より非常に高い栄養価があるという消費者の一般的な考えとは一致してない」と研究者は指摘した。

生鮮品は一般的に収穫時に最も栄養価が高く、収穫され、パッケージに入れられて陳列台に並べられる間にも、栄養素は壊れ続ける。家に持って帰って、冷蔵庫から取り出す頃には、農場で収穫されたほぼ直後に冷凍された商品より栄養価が低くなってしまうことが多い。

ビタミンCに関しては、新鮮な野菜の方が冷凍品や缶詰よりも豊富に含まれていることが分かっている。しかし、栄養素は急速に失われ、別の研究では、グリーンピースは収穫後24時間から48時間で、52%の湿重量を失うことが明らかになたった。

論文の著者は「食品にもよるが、冷凍することによって栄養価は維持されるだろう。生鮮品を良しとする盲目的な考えが冷凍品の利点を見えなくさせている」と指摘した。

[原文:Fresh fruits and veggies aren't always healthier than frozen ones - here's why]

(翻訳:須藤和俊)