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【MotoGP】不調から復活のロッシ「旧型バイクの使用は、選択肢にもなかった」と語る

4/5(水) 14:58配信

motorsport.com 日本版

 ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、プレシーズンテストを通して2017年型バイクへの適応に苦戦していたにもかかわらず、2016年型のバイクに乗り換えることは選択肢にさえなかったと語った。

【写真】10番グリッドから、トップ争いにまで絡んだロッシ。彼の追い上げに、ビニャーレスも”びっくり”

 シーズン開幕前に行われたプレシーズンテストでは、ヤマハに新しく加入したマーベリック・ビニャーレスが圧倒的な速さを見せた一方で、チームメイトのロッシは彼ほどの速さを発揮できずにいた。

 開幕戦が行われたカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットでも、ロッシはコーナー入り口でのフロントタイヤのフィーリングと、コーナーへの進入速度に問題を抱えていたが、決勝になると10番グリッドから3位まで追い上げ、優勝したビニャーレスと共に表彰台に上がった。

 この結果は、フリー走行でセットアップに関して”大きな発見”があったおかげだとロッシは認めたものの、2016年型のバイクに乗り換えることは全く考えなかったと語った。ヤマハのサテライトチーム、テック3のヨハン・ザルコとジョナス・フォルガーが現在2016年型のバイクを使用しており、テストを通して好タイムをマークするなど、戦闘力は十分だと考えられるにもかかわらずだ。

「僕たちはセッティングを改善した。特に、コーナー入り口で素晴らしい安定性が得られた。チームは僕のバイクのフロントを、適切に修正してくれたんだ」とロッシはカタールでのレースについて語った。

「はじめは2016年型の方が良いと感じたけど、僕が最新型のバイクに乗っている方が、ヤマハにとってハッピーなんだ」

「それに、ビニャーレスは最新型のバイクを乗りこなしているので、もっと時間が必要かもしれないけど、僕も彼と同じように乗りこなすことができるはずだ。ファクトリーチームにとっては、(ふたりのライダーが)同じバイクに乗っている方が良いんだ。僕たちは今みたいに続けていく必要がある」

「今回の結果は、僕たちにとって非常に素晴らしいモノだ。僕たちの気持ち的にも、技術的にもね。なぜなら今、僕たちは多くのことを理解できているからだ」

 ロッシのクルーチーフを務めるシルヴァーノ・ガルブセラは先週、テストでのロッシの不調は、開幕戦で”突破口”を見つけられたことで吹き飛んでしまったと語った。

 ヤマハMotoGPのチームディレクターを務めるマッシモ・メレガリも、困難な冬を過ごしたロッシの”回復力”と、カタールで見せた走りを称賛した。

「冬のテストはロッシにとって本当にやりがいのあるモノだった。ロッシは決してあきらめず、チームと共に2017年型バイクの適切なフィーリングを得ようとしてきた」とメレガリは語った。

「カタールでの3位は、彼と彼のクルーが注いだ多大な努力と献身の賜物だ」

Mitchell Adam