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【WRC2】類稀なるマルチな才能。サラザン、自らチームを立ち上げ”選手兼代表”としてWRC2参戦

4/5(水) 20:31配信

motorsport.com 日本版

 TOYOTA Gazoo Racingの9号車のドライバーとして、今年はWEC(世界耐久選手権)のスパ6時間レースとル・マン24時間レースに参戦するステファン・サラザン。彼はまた、ベンチュリの一員として、フォーミュラEにも参戦中である。以前にはF1にも出走。その他、WRC(世界ラリー選手権)への参戦経験を持つなど、現代のレーシングシーンの中では突出した、マルチな才能を発揮している。

【写真】トヨタのWECドライバーラインアップ。それぞれ複数のカテゴリーに並行して参戦するが、ラリーに出るサラザンは異色だ

 そのサラザンが、自らのチーム「サラザン・モータースポーツ」を立ち上げ、今週末にフランスのコルシカ島で行われるWRC第4戦ツール・ド・コルスのWRC2クラスに参戦。同時にチーム代表も務めるという。彼が駆るのは、シュコダ・ファビアR5である。

「私は、少し前から自分のチームを立ち上げることを考えていた」

 サラザンはそう語る。

「私は、条件が整うのを待っていたんだ。そして今、進むべき時だと感じた。すべてのライトは”グリーン”だ」

「私のレースにおけるキャリアは、ただレースをするだけでなく、様々なレベルとその側面を学ぶために、大きな助けとなった。しかし、いくつかの開発プログラムにまたがり、そしていくつものメーカーやチームに関わってきた」

「今回のエントリーは、私に新しいものを見つけさせてくれると、強く信じている。私はドライバーとしての役割を超え、これらのプログラムに初期段階から関わっていたのだ」

「私のキャリアにとっては、非常に重要な瞬間だ。TOYOTA Gazoo Racingのプログラムは私にとっての最優先事項であり、ベンチュリのフォーミュラEも同様だ。しかし、私はこのふたつを並行して行うことができている。それは素晴らしいことだ。2017年は素晴らしい年になるだろう」

 なおサラザンは、ツール・ド・コルスがERC(欧州ラリー選手権)の1戦だった2014年に勝利を収めている。この事実が、彼がチームを始めるタイミングを決めるのを、後押ししたという。

「ツール・ド・コルスでチームの第一歩を記すことができるということは、とても良いことだ。そしてそれは、このチームがどれほど野心的であるかを示している」

 そうサラザンは語る。

「私は以前、コルシカ島で優勝している。それは、とても特別な記憶なんだ。最高のレベル、しかも非常に競争の激しいクラスに加わるのは、偉大な挑戦ということになるだろう」

David Evans