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大仁田「電流爆破」米国初上陸 8・5フィラデルフィアで悲願実現

4/6(木) 16:32配信

東スポWeb

 邪道・大仁田厚(59)に史上初となる米国での電流爆破デスマッチの開催許可が下りたことが5日、分かった。本人が明らかにしたもの。“全米一危険な団体”とされる「CZW」8月5日(日本時間6日)のペンシルベニア州フィラデルフィア大会で実現する予定で、現在は最終調整に入っている。還暦引退イヤーを迎えた邪道が、いよいよ“代名詞”とともに米国に上陸する。

 この日、都内で取材に応じた大仁田は「俺も『うそつき』『詐欺師』って言われてきたけど、夢を追い続けて良かった。正式に米国での電流爆破の許可が下りたよ。皮肉なことに(プロレスを)辞める年になったけどね」と明かした。

 吉報が届いたのは3月29日のこと。その数日後には、ありとあらゆる凶器を使用する危険団体として知られるCZWが、8月5日の大会に大仁田が出場すると現地で電撃発表した。対戦相手はCZWの人気選手、マット・トレモント(28)に決定。試合形式や会場などの詳細は公表されていないが、米国初の電流爆破デスマッチとして行われることになったという。

 米国では1990年代に人気を集めた「ECW」(後にWWEが復活させたが消滅)が最初にハードコアを前面に打ち出した団体だった。そのECWを誕生させたのが大仁田の存在で、現地のプロレスマニアの間では、現在でも“教祖”としてあがめられているほど。しかも大仁田にとって米国進出は、四半世紀前からの悲願だった。

 実は1990年8月4日のFMW汐留大会で初の電流爆破マッチを開催してから数年後、米国への“輸出”を模索していたのだ。

「ハードコアを生み出した者として、米国で認められたいというのがあった。ショービジネスの世界は、米国が認めると、日本も認めるから。ニューヨークで(WWE会長で当時はWWFの)ビンス(マクマホン)と交渉したこともある。『試合に出るのはかまわないけど、エクスプロージョンマッチはできない』と言われて決裂したけどね」

 その後も何度か電流爆破の装置を日本から持ち込む形での開催を試みたが、開催許可が下りずに断念していた。風向きが変わったのが約1年前のこと。トレモントがSNS上で大仁田との対戦を希望したため、熱意を感じ取った邪道も「米国に行く」と反応。ここから現地プロモーターが間に入って、本格交渉が始まった。同プロモーターが現地の爆破装置を使う算段を整えたことが奏功して、許可が下りるに至ったという。

 くしくも米国では世界最大のプロレスの祭典、WWE「レッスルマニア33」が終わったばかり。「ファンからすれば、究極のハードコアが日本から行くということだからね。8月5日をハードコアの祭典にしてみせる」と大仁田。

 還暦を迎える10月での引退を決めている邪道が、米国で最後の大花火を打ち上げる。

最終更新:4/6(木) 18:18
東スポWeb