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富士通vs.佐々木ベジ氏、白熱するソレキアTOB合戦

4/6(木) 12:15配信

投信1

ソレキア株、TOB合戦により2か月間で株価が2.5倍に

2017年4月5日、富士通 <6702> は電子機器商社のソレキア <9867> へのTOB(株式公開買い付け)価格を、これまでの4,000円から5,000円へ引き上げたと発表しました。

ソレキアに対しては、2017年2月3日にフリージア・マクロス <6343> の佐々木ベジ会長がTOBを表明して以降、以下のように富士通と佐々木氏との間でTOB価格の引き上げ合戦が繰り広げられてきました。

2月3日:佐々木氏が2,800円でTOBを宣言。買い付け予定株数は36.5万株(発行済株数の36%)
3月16日:富士通が3,500円でTOBを表明。買い付け予定株数は73.5万株(発行済株数の72%)
3月21日:佐々木氏がTOB価格を2,800円から3,700円へ引き上げ
3月29日:富士通がTOB価格を3,500円から4,000円へ引き上げ
3月31日:佐々木氏がTOB価格を4,000円から4,500円へ引き上げ
4月5日:富士通がTOB価格を4,000円から5,000円へ引き上げ

ちなみに、佐々木氏がTOBを発表する直前のソレキアの株価は1,942円でしたが、4月5日の終値は4,820円となっており、この約2か月で約2.5倍に上昇しています。また、現時点でフリージア・マクロスはソレキアの発行株数の4.3%、富士通は2.3%をそれぞれ保有しています。

なお、ソレキアは、佐々木氏によるTOBに対して反対を表明する一方で、富士通の提案に対しては賛成を表明しています。このため、今回のTOB合戦では、富士通はホワイトナイト(敵対的買収者に対する救世主)という立ち位置となります。

ソレキアは1958年創業の電子部品・機器商社

ソレキアは、1958年に富士通の特約店、富士電機 <6504> の取扱店として創業しています。創業時の社名は小林電材でしたが、2002年に現在の社名に変更しています。1990年に店頭公開を行い、現在は東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場しています(注)
。注:富士通によるTOBが成立した場合、ソレキア株は所定の手続きを経て上場廃止となる予定であるため、東京証券取引所では同社株を3月16日から監理銘柄(確認中)に指定しています。

2017年3月期実績は、売上高が202億円、営業利益が▲1.4億円の赤字、当期利益が▲1.98億円の赤字、BPS(一株あたり純資産)は6,428円でした。

また、富士通エフサス(富士通の100%連結子会社)への売上高は37億円(構成比18%)、富士通からの仕入高は41億円(同39%)となっており、創業以来、富士通との取引関係が続いています。

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最終更新:4/6(木) 12:35
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富士通6702
804.1円、前日比-14.5円 - 8/21(月) 12:42

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ソレキア9867
4420円、前日比+15円 - 8/21(月) 11:14

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富士電機6504
573円、前日比+10円 - 8/21(月) 12:41