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銅・黄銅スクラップ、発生量激減

4/6(木) 6:01配信

鉄鋼新聞

 銅・黄銅スクラップの発生量の激減が続き、銅製錬メーカー、伸銅メーカーへの供給懸念が生じつつある。4~6月期積みの長期契約量は各社とも前回比で据え置かれたが、価格条件では黄銅棒、銅管、銅箔メーカーなど各社で1千~3千円切り下げられた向きが大勢を占めた。長期契約を組まずにスポットのみで対応する問屋も少なくないが、発生スクラップの減少により、特に地方における流通筋の競争は激化しているもようだ。

 足元の電気銅建値は69万円と「過去数年で見れば決して安くはない価格帯」(問屋筋)で底堅く推移しているが、多くの玉の持ち手は年末に出し尽くした感があり、荷動きはさえない。2月は稼働日数減で停滞するのはやむを得ない面があるが、年度末にここまで発生が少ないのは多くの流通筋の想定外だったもようだ。
 ある問屋は「北陸方面で青銅合金鋳物系の品薄感が強い。バルブ・水栓金具用途の青銅系は、需要構造の変化で発生の絶対量が減少しているのでは」と話す。一方でメーカーの調達意欲は一定を保っていることから、中長期的にはタイト感が発生し価格上昇圧力が強まると期待する声も聞かれる。

最終更新:4/6(木) 6:01
鉄鋼新聞