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【F1】FIAトッド会長「分配金構造を変えれば、新チームの参加を期待できる」と発言。ロス・ブラウンは「NFLを見習うべき」と主張

4/6(木) 12:50配信

motorsport.com 日本版

 F1の新たなオーナーとなったリバティ・メディアは、上位の数チームがF1収入の大部分を占めていることを問題視している。この分配金の配分システムは、現在締結されているいわゆる”コンコルド協定”により、2020年末まで変更することはできない。しかしリバティ・メディアは、現在のコンコルド協定失効後に、その内容を変更することを目指している。

【写真】26台がスターティンググリッドに並んでいた頃のスタートシーン(1992年ブラジルGP)

 F1は最大で26台が出走できることになっている。しかし1995年シーズン途中から、それが埋まったことはない。

 FIA会長のジャン・トッドは、「空いたグリッドを埋めることは、間違いなくできるはずだ」と述べた。そして、その最大の障壁が現在の分配金構造にあると指摘している。

「空いたグリッドを埋める唯一の方法は、おそらく収益の分配を変更することにあるだろう。それは、FIA側の問題ではないが」

 そうトッドは語る。

「それは(解決しなければならない)問題だが、我々はそれに対処することに関与していない」

 またトッドは、F1全体のコストを下げることも、新チームを招き入れる手助けになると認める。

「私の意見は、もう何度も話してきたことだが……F1はモータースポーツの頂点であり、素晴らしいショーではあるが、コストがかかりすぎるということだ」

 そうトッドは言う。

「我々は、どうやってこのスポーツをより手頃な価格(で参戦できるよう)にするのか、考えなければならない」

新しいビジネスモデル「NFLが復活した理由」

 F1のスポーツ面のマネージングディレクターを務めることになったロス・ブラウンは、収益分配構造を変更することは、すべての関係者にとって有益であると確信している。

「コストは非常に重要だ。私と共に働くディレクターたちは、スポーツチームが利益を上げるベンチャー企業であるという文化の中で育ってきた」

 ブラウンはAutosportにそう語った。

「我々は、カスタマーチームのビジネスモデルを変えるために、努力していかなければならない」

「我々は自動車メーカーが関わっていて欲しいと思うし、彼らのサポートを求めている。しかし、カスタマーチームのビジネスモデルも、実現可能なモノにしたいと考えている」

「いくつかのNFL(アメリカンフットボール)チーム、そして彼らが”ブランド価値”と呼ぶモノについて考えてみなければならない。私はダラス・カウボーイズの価値が、F1全体に近づいていると思う。それは本当に意味のないことなのだろうか?」

「アメリカンフットボール、つまりNFLには、かなり歪んだ収益構造があった。上位の2チームが大半の収益を獲得し、残りのチームは苦労していたんだ」

「しかし、その上位の2チームは、公平な解決策を得るために、自らのポジションを犠牲にした」

「そのおかげで改善策は成功し、以前よりも成功するようになった。なぜならチームの成長がより拡大していったからだ。上位2チームの収入は、一時的には減ったものの、スポーツ全体が成功を収めたことで、以前に得ていたモノを上回るほどになった」

「そこに、我々にとっての教訓となるようなモノがあるだろうか?」

Jonathan Noble,