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《ブラジル》サンパウロ市=大量殺人2件で9人が死亡=カンポ・リンポとジャサナンで

4/6(木) 6:18配信

ニッケイ新聞

 4日深夜、サンパウロ市南部のカンポ・リンポと北部のジャサナンでシャシーナ(大量殺人)が起き、9人が凶弾に倒れたと5日付G1サイトなどが報じた。
 カンポ・リンポでの事件は、カルアリーナ街とプロフェッソラ・ニナ・ストッコ街で起きた。カルアリーナ街での事件はほぼ真夜中に起き、ウエズレイ・F・リマ氏(29)運転のバイクに2人乗りバイクが接近。相乗りのウィズマエル・コレア氏(19)が驚いてバイクから飛び降りると、相手は無言でコレア氏の顔面に2発を浴びせ、走り去った。コレア氏は即死したが、リマ氏は無事だった。
 警察は約30分後、同街から近いストッコ街で銃撃された男性2人が病院に運ばれたとの通報を受けた。襲われたのはピザ配達のジョニー・ナシメント氏(24)とヴィニシウス・A・ゲーデス氏(20)で、配達先の情報を得ようとバイクを止めた時、2人乗りのバイクが発砲しながら走り去ったという。ナシメント氏は軽傷だったが、ゲーデス氏は死亡した。同街では、カイッケ・サントス・モレイラ氏(19)も遺体で発見された。
 他方、ジャサナン区の方は、アントニオ・セルジオ・デ・マトス街にあるバールの前を走り去った2人乗りのバイクが銃を乱射。通報を受けて駆けつけた警官によると、店の中で5人、店の前でも1人が死亡していたという。現場には、被弾してケガをした人も3人おり、地域の病院3カ所に各々運ばれた。
 どちらの事件も、犯罪者が使ったのはホンダのバイクだが、双方の事件の間に関係があるかは判明していない。カンポ・リンポの現場は麻薬取引が頻繁に起きる場所で、犠牲者の一人は麻薬密売に手を染めていたというが、他の犠牲者は麻薬とは無縁だったという。
 グローボ局の調査によると、サンパウロ大都市圏で今年起きたシャシーナは、今回の2件とグアルーリョス市での2件の計4件だ。
 4日の事件は当初、各地区市警の扱いとなっていたが、現在は殺人罪・人身保護課(DHPP)が捜査を継続している。

最終更新:4/6(木) 6:18
ニッケイ新聞