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巨人OB川口和久氏が見るバッテリー陣のカギ、7年目右腕に送る叱咤激励

4/6(木) 13:04配信

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開幕5連勝と好スタートの巨人、先発ローテで注目は…

 今年も野球シーズンが開幕した。昨シーズン、セ・リーグでは広島が25年ぶりのリーグ優勝を果たす一方、巨人は2年連続リーグ優勝ならず2位に終わった。“常勝軍団”を復活させるべく、今季3年ぶりのリーグ優勝を狙う巨人は、オフにFAで山口俊投手、森福允彦投手、陽岱鋼外野手を補強。5日を終えて、12球団唯一の開幕5戦全勝と好スタートを切った。巨人は広島の連覇を阻むことができるのだろうか。広島で3度の優勝を経験し、巨人では1996年に胴上げ投手にもなった元左腕・川口和久氏に、V奪回には欠かせない投手陣のポイントを聞いた。

開幕前の巨人の成績は…2017年オープン戦順位表

 先発は菅野智之投手、マイコラス投手、田口麗斗投手、さらにトレードで加入した吉川光夫投手らが中心になると予想される。ここにベテラン左腕の内海哲也投手らが加われば、かなり強力なローテが組まれそうだが、計算通りに進まないのが野球。そんな時こそ打線との助け合いが必要になる。

「当然ですが、野球は勝ったり負けたりします。優勝するチームも50敗以上はしますから、その時に調子の良いピッチャーが勝てばいいと思います。ピッチャーの調子が落ちている時は、打線が打って勝てばいい。そういう流れを作ることができれば、良いサイクルで回ると思います」

 昨年10勝を挙げた左腕、田口が今年どれくらい通用するかも重要になってくると考えている。

「昨年の10勝はたいしたものですね。ただ、相手もデータと傾向を研究してきますから、今年は打たれるケースが出てくると思います。私がピッチングコーチをしている時に田口がルーキーで入団してきましたが『この子面白いな。使ってみたいな』と思いました。ピッチャーとしての質が高く、根性がある。意表を突いたボール、繊細なボール、さまざまなボールを投げて打者との駆け引きが上手い。楽しみなピッチャーですね」

昨季セーブ王の澤村に送る叱咤激励「合格点をあげられない」

 今季は守護神の変更もあった。9回のマウンドに上がるのは、新加入したドミニカ共和国出身の29歳右腕、カミネロ。一方、昨季抑えとして37セーブを挙げ、初セーブ王を獲得した澤村拓一投手は、オープン戦での登板はわずか1試合に止まり、現在は右肩痛のため3軍で調整中だ。

「昨シーズンはセーブ王を獲得しましたが、ふらふらしていましたね。投げ方がバラバラですから、課題は山積みです。今シーズンの使い方は難しいと思います。澤村が入団した時から携わっていますが、1年目が一番よかったですね。だんだん悪くなっている。澤村はとてもストイックです。その性格をよく理解して、起用法を考えなくてはいけないと思います」

 澤村は入団1年目の2011年に11勝、翌年には10勝と、先発として2年連続で2ケタ勝利を挙げている。

「その後、先発が難しくなり抑えで起用しました。そのポジション(抑え)で求められるのは安定感とボールの精度です。澤村はもっと磨かないといけない。今の状態では、ジャイアンツの抑えのピッチャーとしては合格点をあげられないですね」

 入団した当初の澤村を知るからこそ、川口氏が右腕に掛ける期待は大きくなり、厳しい叱咤激励が飛び出すようだ。

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最終更新:4/6(木) 13:44
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