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ロッテドラ1佐々木、先発白星は“新人一番乗り” 援護の井上も称賛「もってる」

4/6(木) 20:01配信

Full-Count

6四球も同級生・田村の助言生かして好投、「カーブが有効と教えてくれた」

 マスクをかぶった同級生・田村、そして守る野手全員の熱い思いが結集した。ロッテのドラフト1位ルーキー佐々木千隼投手が6日の日本ハム戦で斎藤佑樹投手と投げ合い、5回97球で6四球を出しながら粘って1失点にしのぎ、プロ入り初登板初先発で初勝利を挙げた。中継ぎでは楽天のドラフト9位・高梨が先に初勝利を挙げたが、先発ではルーキー“一番乗り”でプロ1勝を掴み、改めてポテンシャルの高さを証明してみせた。

【ハイライト動画】プロ初勝利のロッテ・佐々木千隼が見せた好投

 2回に井上の先制タイムリーで援護をもらった佐々木。しかし、3回に中島を歩かせると、13メートルの強風で予想以上に変化球の曲がりが大きく、暴投で1死二塁に。1番の西川に同点適時打を浴びた。

 だが、ここからが並のルーキーとは違う。西川に走られ、逆転のピンチを招きながらも「同級生バッテリーで絶対にプロ初勝利」とキャンプから約束していた田村のアドバイスが功を奏した。

「(強風で)変化球が凄く曲がる。シンカーもよく落ちたが、カーブが有効と教えてくれて、セットに切り変えたのも田村のアドバイス」

 2番に入った大谷を中飛、近藤を一ゴロでピンチを脱した。

「うれしい気持ちはあるが、今日だけ喜んでまた明日から」

 4回も先頭・中田に中前打を浴び、2死からレアードを歩かせたが、市川は三ゴロでホームは踏ませない。ルーキーに初白星をプレゼントした打のヒーロー井上は「本当に本当に初勝利のゲームにしてあげたかった。(あれだけ)フォアボールを出しながら抑える。もってるのかな」と、しみじみと語った。

 圧巻は5回。先頭・中島に中前打を浴びると、またも二盗を許した。しかし、西川をこの日の生命線にしたカーブで空振り三振。さらに、大谷はフルカウントから田村のサインに首を振り127キロのシンカーで2者連続三振とした。近藤を歩かせピンチが続いたものの、中田を再び内角のカーブで空振り三振。その瞬間、「静かで今まで見たことのないタイプの選手」と同じルーキーの有吉が評するほど冷静な佐々木にガッツポーズが飛び出していた。

「1点もやれない場面で、何とか守り切りたいと思っていた。うれしい気持ちはあるが、今日だけ喜んでまた明日から」。ウイニングボールは両親にプレゼントするというが、喜びの余韻に浸ってはいない。「ストレートにしろ、コントロールにしろ、やることはたくさんある。それを一つ一つクリアしていきたい」と前を見据えていた。

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

最終更新:4/6(木) 20:01
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