ここから本文です

【特集】世界的IT企業も進出 白浜の新たな魅力とは?

毎日放送 4/6(木) 15:35配信

和歌山県白浜町が今、IT企業に人気です。世界的なアメリカのIT企業も進出しました。町もそうした企業の進出をバックアップしています。白浜といえば、温泉や海、パンダという観光の町のイメージでしたが、ビジネス面でどんな魅力があるのでしょうか。

白浜にオフィスを構えたIT企業

和歌山県白浜町の白良浜。砂浜で座禅を組む若者たち。

「集中して仕事に入れるのがいいところかなと思っています」
「グーグル、フェイスブックだとか有名な西海岸の企業が取り入れているマインドフルネス、瞑想の効果が注目されている」

人気のない砂浜で座禅すること10分。彼らはアメリカ・カリフォルニア州に本社がある「セールスフォース・ドットコム」
というIT企業の日本法人の社員たちでした。この会社は顧客管理や営業支援など企業向けのアプリなどを提供、全世界での売り上げは9000億円を超えています。日本法人の本社は東京・丸の内にありますが1年半前、白浜にオフィスを構えました。彼らはここでネットや電話を使って企業のニーズ調べ、新たな顧客を開拓する仕事をしています。

「ネットワークとモバイル端末、パソコン等があればいつでもどこでも仕事ができる。東京でも白浜でも100パーセント同じ業務が遂行できます」(白浜オフィス長 吉野隆生さん・43歳)

「フルカワさん、きょうご飯なに食べたの?」(吉野隆生さん)
「ステーキ食べました」(フルカワさん)

東京など全国のオフィスがネットでつながっていて、いつでも会話ができるのです。スタッフはほとんどが3か月交代での赴任。しかし、吉野隆生さんはオフィスの責任者として移住してきました。家族3人で横浜からやってきたのです。

「(家族は)非常に白浜を満喫していて、週末は子どもと釣りに行ったりキャンプに行ったり、東京ではできなかったような生活スタイルが実践できています」(吉野隆生さん)

白浜の魅力とは

白浜といえば透きとおった海に、日本書紀にも登場する温泉、そしてパンダ。景勝地も多く、今では外国人にも人気の和歌山を代表する観光地です。

「なごやかで自然がいっぱいで、温泉が好きです」(香港からの観光客)

しかし、白浜は観光だけではなかったのです。ここにアメリカのIT企業がやってきました。東京から約450キロ。なぜこの場所が選ばれたのでしょうか。

1.白浜空港
東京・羽田まで約1時間。1日3便往復していて、日帰りも可能です。東京から見ればとても便利な場所でした。

2.耐災害通信ネットワーク
南海トラフ地震に備えた災害に強い通信ネットワーク。通常時は無料のWi‐Fiスポットとしても利用できるなど通信インフラが整っていました。

3.リゾートロケーション
そしてなんといってもリゾート感。

「オレンジとピスタチオのタルトとカプチーノください」

セールスフォース・ドットコムの社員たちも昼休みにお気に入りのベーカリーでテイクアウトして・・・浜辺でランチ。気分転換に最適です。

「こういった環境でリフレッシュできることは生産性が高く、従業員の満足度も上がるということで非常にメリットがある」(セールスフォース・ドットコム 吉野隆生さん)

責任者の吉野さんによると、オフィスを白浜に移してからチームの業績は2割アップしたといいます。

「東京にいたときは満員電車でウッと思ったり、ピリピリしてた時もあったんですけど、こっちに来てきょう気分悪いから千畳敷に行こっかなとか、ポジティブになった」(業績が2倍になった女性)

「ここでいい業績を残せたのでもう一度来させてくださいと熱望した。オンオフがはっきりしているので」(2度目の白浜赴任の社員)

1/2ページ

最終更新:5/25(木) 15:43

毎日放送