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「あって当たり前」の商品やサービスが消える日は近い!?

4/7(金) 16:25配信

投信1

深刻度を増す人手不足

このところ、人手不足に関する話題が尽きません。ヤマトホールディングス <9064> の宅配便の話は大きな話題になりました。また、ファミリーレストランのロイヤルホストを運営するロイヤルホールディングス <8179> が24時間営業店をゼロにするなど、外食産業でも時間短縮の動きが見られます。今や、多くの分野で人手不足の影響が伝えられています。

4月3日に発表された日銀短観によると、雇用人員判断は、大企業で-15、中堅企業で-26、中小企業で-28と、いずれも大きく不足超過の状態になっています。この不足超過幅は、バブル経済末期の1992年以来の大きさとのことです。また、製造業は-16、非製造業は-31と、非製造業の人手不足感が際立っています。

外食や小売などのBtoCの業界では、営業時間の短縮といった形で目に見えるのですが、人目につかない分野でも人手不足の影響が出始めています。

人手不足感が強まって下請会社が離反

東京都内にある私が住んでいるマンションでは、毎年3月に管理組合の総会があります。その総会の議案に、今回、「業者を変更する」というものがありました。

マンションの管理は、管理全般を取り仕切るマンション管理会社に委託されます。しかし、その管理会社1社で管理業務のすべてが行われるわけではなく、業務ごとに業者へ委託します。マンションでの平穏な日常生活は、何社もの業者によって支えられていると言えます。

今回の総会では、庭園保守を行う業者と、消防設備保守を行う業者の2社を他社に切り替えるという話があがり、可決されました。両社とも作業の質が低く、改善要請を再三出していたのに改善されなかった、というのが理由でした。もちろん、マンション側が相場よりはるかに安い価格で作業をさせたり、無茶な要求をしたりしているということはありません。

今回問題となったのは、庭園保守の業者は、お願いしていた日時に作業に来ない、または変な時間に突然やってきて適当に作業をして帰る、その上、作業が雑で庭園の木の一部が枯れた、といったようなことが続いたというものでした。消防設備保守の業者についても、似たような感じだったそうです。

どうしてそのようなことになってしまったのでしょうか。

管理会社の担当者によると、何かしらの事情によって庭園保守の業者が使っていた下請会社の多くが離反してしまい、業務遂行能力が大きく落ちていったのではないかということでした。話を聞く限りでは、いろいろと不満がたまってきた中で、人手不足感を背景に、実際に作業を行う下請会社の発言力の方が強まり、離れていってしまったということだったようです。

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最終更新:4/7(金) 16:25
投信1

チャート

ヤマトホールディングス9064
2325.5円、前日比+8.5円 - 9/22(金) 15:00

チャート

ロイヤルホールディングス8179
2742円、前日比-26円 - 9/22(金) 15:00