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【F1】ウェーレイン再度の欠場にドライバーたちがコメント。ペレス「深刻な状況じゃなきゃいいけど……」

4/7(金) 7:12配信

motorsport.com 日本版

 ザウバーのパスカル・ウェーレインは、開幕戦に引き続き第2戦中国GPも欠場することを明らかにしている。開幕戦の初日を走行した後、ウェーレインは自ら体力面の不安を訴え、出走を取りやめることを決断したと伝えられている。その原因は、1月に行われたレース・オブ・チャンピオンズでクラッシュした際に首を負傷したため、トレーニングの絶対量が不足していたから……チームはそう説明している。

【動画】パスカル・ウェーレインのレース・オブ・チャンピオンズでのクラッシュ

 中国GPも、ウェーレインの代役としてアントニオ・ジョビナッツィがステアリングを握ることになっている。

「深刻なことが何もないことを、本当に願っているんだ」

 そう語るのは、フォースインディアのセルジオ・ペレスだ。

「2011年にモナコで事故を起こした後のことを覚えている。僕も同じような立場にいた。もしレースをするのに100%の状態でなくても、レーシングドライバーとしては思い悩むことはない」

「僕はクルマに乗っただろう。それが、肉体面での不足を取り戻す、最善の方法だ。まぁ、いずれのドライバーも、そしてどんな人でも、考え方は違う。だから、僕は彼の決定を尊重するよ」

「しかし、僕は彼が深刻な状況ではないこと、そして彼ができるだけ早く復帰することを願っている。もし僕だったら、身体が100%の状態ではなかったとしても、レースをするだろう」

 2011年、ザウバーに在籍していたペレスは、モナコGPでの大クラッシュの2週間後に行われたカナダGPを欠場し、ペドロ・デ・ラ・ロサが代役を務めた。ペレスはそのクラッシュで脳に振動を受けたため、欠場を余儀なくされた。そして彼は、完全な状態になるまで4~5レースを要したと語る。

「個人的にはレースをしたいだけだし、クルマの中にとどまっていたい」

 そうペレスは言う。

「他のドライバーが、僕のクルマに乗るなんてイヤだ」

「パスカルも僕と同じ想いでいること、そして再び彼と走れることを願っているんだ」

 ルノーのジョリオン・パーマーは、「彼にはそれができるのか、もしくはできないのか、自分で言う責任があると思う」と語る。また、ハースのロマン・グロージャンは、ウェーレインが欠場を決めたことを「実に勇敢だ」と評価している。

 そしてグロージャンは、次のようにも付け加えた。

「すべてのドライバーは、冬の間に厳しいトレーニングを行ってきた。もし昨年のような状態でやってきて、今年のマシンに飛び乗ったら、僕は少し苦労しただろうね」

「彼は誰にも何も言わず、努力をし、そして何らかの理由で欠場を決めた。しかし、彼は非常に勇敢な決断をした。『僕は自分自身や他人を危険に晒すリスクを負うことはできない』とね」

 ウェーレインのチームメイトであるマーカス・エリクソンは、開幕戦での突然の欠場表明に「少し驚いた」と語ると共に、金曜日のフリー走行では「大丈夫そうに見えた」と証言する。しかしエリクソンは、ウェーレインの身体のことを把握できるのはウェーレインだけだと主張する。

「結局のところ、自分の身体がどうなっているのかを感じることができるのは、クルマの乗っている自分自身だ」

 そうエリクソンは言う。

「誰でも『彼はそうすべきだった』『いや、欠場すべきじゃない』と、日々憶測することはできる。しかしその決断が良かったのかそうでなかったのか、判断できるのはパスカルだけだ」

Matt Beer