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レビュー:好評の超小型ヘッドホンアンプがスマホ対応に!

4/7(金) 12:51配信

Stereo Sound ONLINE

 DragonFly(ドラゴン・フライ)は、オーディオクエストが2012年に初代モデルを発売したUSBメモリー大のスティック状USB DAC/ヘッドホンアンプ。最新モデルであるDragonFly RedとDragonFly Blackは、2013年のヴァージョン1.2をベースに開発されたものだ。両機共通の進化点は、iOSおよびAndroid端末への接続対応。これまではPCへの接続のみだったが、スマートフォンに接続して屋外でも気軽に使えるようになったわけだ。

 DragonFly RedとDragonFly Blackの仕様上の違いは(1)DACチップ、(2)アンプ出力、(3)音量調整回路の3点。(1)は、RedがESSテクノロジー製ES9016、Blackが同ES9010をそれぞれ搭載。ともに32bit処理となる。(2)は、Redが2.1Vの高出力対応、Blackが1.2Vの仕様。そして(3)は、Redがデジタル、Blackがアナログ回路という違いがある。いずれもヴァージョン1.2モデルと同様、96kHz/24bitまでのPCMファイルの再生に対応する。

 DragonFly Redに比べると、DragonFly Blackの価格はほぼ半分。では音質も半分ぐらいなのかというと、そこまで大きな差はない。特にiPhoneと組み合わせてストリーミング音源を聴く分には、かなりの音質アップを体感できると思う。同じポール・サイモンの音源をストリーミング再生すると、やはりヴォーカルが力強く前面に押し出される。輪郭がややエッジーになるものの、複雑に絡み合うリズムの妙をRedに近い再現力で楽しませてくれる。

 予算的にOKならDragonFly Redを。スマホと組み合わせた持ち出し用に特化するならDragonFly Blackという選択も大いにアリ。そんな棲み分けができそうな2モデルだ。

Stereo Sound ONLINE / 伊藤隆剛

最終更新:4/7(金) 12:51
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