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【F1】ピレリ「デグラデーションも大きくなり、作戦の幅も広がる」

4/7(金) 14:43配信

motorsport.com 日本版

 ピレリは、今シーズン1ストップ作戦が主流になることはなく、今後は2ストップ作戦も採用することになるだろうと語った。

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 オーストラリアGPでは、ドライバーたちが容易に1ストップ作戦を実行していたことを受けて、今シーズンは戦略の幅が限られ、それによって上位を走るドライバーの行動も限定されるのではないか、という不安要素が生まれた。

 今年使用するタイヤは過去数シーズンと異なり、ドライバーがレース中にもっとプッシュできるようにと、よりコンパウンドを硬くした。

 昨年、数チームがタイヤの開発テストを行い、その後マシンのダウンフォースレベルに基づいてタイヤが設計されたが、その扱いはより難しくなるだろうと言われていた。

 ピレリでF1の技術面の代表を務めるマリオ・イゾラは、マシンはより速くなり、タイヤのデグラデーションが増加し、様々な戦略を用いることができるだろうと自信を持っている。

 イゾラはmotorsport.comに対し、「シーズン後半に向けて、我々は期待を持っている」と話した。

「マシンは速くなるだろうが、速くなるということはタイヤにかかる負荷が大きくなるということだ。したがって、デグラデーションも増えることになる」

「負荷、タイヤ、デグラデーションはいたって普通の関係だ。シーズン後半はデグラデーションももっと増えるだろう。それでもFIAの目標数値の範囲内だが」

「2ストップ作戦を用いるようになるまでにはもう数週間かかるだろう。すべてのレースが1ストップになるということはないだろう。だがモナコのことを考慮すれば、(モナコは)1ストップになる」

「鈴鹿やスパなどの厳しいサーキットに行けば、2ストップ作戦を用いることになるだろう。しかし1ストップ作戦を採用したからといって、必ずしも退屈なレースになるとは限らない。オーストラリアでは、セバスチャン(ベッテル/フェラーリ)とルイス(ハミルトン/メルセデス)の面白いバトルを見ることができた」

 イゾラは、オーストラリアGPでタイヤのデグラデーションは、FIAが要求していたものより小さかったことを認めたが、シーズンを通して数値を合わせていくと主張した。

「オーストラリアでは、デグラデーションはかなり小さかった。昨年と比べて大きな変化だ。これは明らかにラップタイムからも読み取れる。ドライバーは10~15周走ったタイヤでも速いタイムを出すことができた」

「デグラデーションの数値は(FIAの)目標内だ。現時点ではその数値を少し下回っている。数値はかなり正確だし、それを正確に守るのは難しい」

「例えば、(各コンパウンド間の)目標のラップタイム差は0.9秒だったが、これが平均だった。サーキットの特性も長さも様々だし、状況も異なる。だから0.7秒だったり1.1秒だったりするものだ」

Adam Cooper