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【スーパーGT】いよいよ開幕! 前評判通りレクサス勢が圧倒するか? 土日は雨予報も……

4/7(金) 15:14配信

motorsport.com 日本版

 今週末、岡山国際サーキットで開幕する2017年のスーパーGT。長いシーズンオフを経て、いよいよ全8戦に渡る激闘が始まっていく。

【写真】ピットレーンでも、各チームの準備が整いつつある

 GT500クラスは、今季車両レギュレーションが変更され、3メーカーが新型マシンを導入。各陣営のパフォーマンスに3月の公式テストから注目が集まっているが、ラップタイムでみるとレクサス勢が一歩リードしているのは確か。岡山、富士ともに全セッションでレクサス勢がトップタイムを記録し、降雪によるセッションキャンセルにより、実質的に開幕前最後のセッションとなった3月25日の富士テスト1日目では、午前・午後ともにトップ5を同陣営が独占するなど、ライバルを圧倒した。

 一方、遅れをとってしまったホンダ勢。確かにテストではトップタイムは取れなかったものの、ホンダのNSX-GTも決して遅くはない状態。実際に2月のメーカーテストでもタイムは明らかにされていないが、昨年と比べてもそれなりの速さをみせたという情報が入ってきている。

 そして2014・2015年にタイトルを獲得し、昨年もシーズン5勝を挙げた日産勢。ここまでは明らかに遅れをとっているように見えているが、富士のテストでいくらか挽回ができたという声も聞こえてきている。また一部のライバル関係者は「ウェイトを積んでテストしているのではないか」と睨んでおり、開幕までに何かを隠している様子もある。

 レクサス有利という現時点での評価だが、実際のところはフタを開けてみないと正確な勢力図は見えてこないと言えそうである。

 また、今週末についてはレース展開に影響しそうな不確定要素がふたつあることも、押さえておきたい。

 まずは天気。6日(木)時点の天気予報によると、予選・決勝ともに雨になる確率が高い。もしウエットコンディションになれば、遅れをとっているホンダ、日産勢にもチャンスが出てくるのではないかと言われている。さらに雨が降ったり止んだりと、不安定な天候になれば、それだけでタイヤ選択などで波乱も生まれそうなのだ。

 そして、もう一つの不確定要素が「日曜朝のフリー走行がなくなった」ということ。

 昨年までは早朝に30分のフリー走行があったが、今年は日曜午前をトークショーやピットウォークなどのファンイベントに充てるため、このセッションがなくなり、直線のウォームアップ走行が延長されることになる。

 これまで、いくつかのチームは朝の30分の時間を利用して決勝用のセッティングを確認し、不具合があれば、ピットウォーク等の時間を利用して修正することができたのだが、今年は決勝直前という事で、セッティング確認をしたとしても、そこからの修正が難しくなるのだ。

 これにより、予選は好調でもロングランでペースが伸びず順位を落としてしまうというチームも、もしかすると出てくるのではないかと予想しているところもある様子。そして、何より新しいマシンで行う最初のレース。ダウンフォース25%削減の対策を各陣営が施して来たとは言え、それを混走でバトルするのは、今回が初めて。ここでも予期せぬアクシデントが起きる可能性もゼロとは言えない。

 いずれにしても、最後まで目が離せない開幕戦となることは間違いなさそうだ。

 同じく、GT300クラスも、テストの段階ではどこのチームが有利か判断が難しいくらい混戦となっている。昨年の開幕戦ではデビュー戦となったメルセデスAMG GT3が勝利したが、最終的にシリーズ全体で見るとJAF-GTやマザーシャシー勢が強さをみせた。

 しかし、開幕前のテストでは、#3B-MAX NDDP GT-Rや#4グッドスマイル初音ミクAMG、さらに#GULF NAC PORSCHE 911などFIA-GT3勢が好タイムをマーク。特にマシンの導入2年目となるチームは、かなり熟成を進め、パフォーマンスも上がってきている模様。この開幕戦で、勝つことができればシーズン前半の主導権を握れるだけに、各チームがトップを目指しアグレッシブに攻めてきそうだ。

 注目の開幕戦岡山。公式予選は4月8日、決勝は4月9日に行われる。いよいよ、注目の2017シーズンが始まろうとしている。

吉田知弘