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世界初!洗濯物をたたんで収納する「全自動衣類折りたたみ機」発売 1台185万円から

スポーツ報知 4/8(土) 14:02配信

 一般的な家庭で、人が一生のうちに洗濯物をたたみ、仕分け、運んでいる時間は計9000時間、375日にも上るという。その時間をもっと有効に使えたら―という思いに応え、世界初の「全自動衣類折りたたみ機」が発売される。セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ社(東京・港区)が開発した「laundroid(ランドロイド)」。次世代型マシンの全貌に迫った。(田中 俊光)

 「ランドロイド」は、「画像解析」「人工知能」「ロボティクス(ロボット工学)」の技術を融合させた画期的なマシン。洗濯、乾燥した衣類を本体下段のトレイに投入すると、ロボットアームが1枚ずつ「つかみ」「広げ」、内蔵カメラで形状や色により種類を判別して「折りたたみ」、中段の棚に「仕分け」「収納」する。Tシャツ、バスタオルなどアイテム別のほか、家族別の収納も可能。最初に個人別に衣類を投入すれば、特徴を記憶し、登録される。

 高さ220センチ、幅87センチ、奥行き63センチで、家庭用の大型冷蔵庫よりも若干大きいサイズ感。操作は本体のほか、Wi―Fi接続したスマートフォンでもできる。現時点では1枚たたむのに5~12分かかり、一度に投入できる約30枚をたたむには最大5~6時間必要。そのため、夜寝る前に衣類をセットしておく使い方が推奨される。複数のタイプが発売され、価格は185万円~(税別)。5月30日から購入予約を受け付け、年内の出荷を予定している。

 「時間と金をかけすぎたというのが正直なところですが、やっとここまでたどり着けました」。構想から12年。理学博士でもある「セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ」の阪根信一社長の表情には、喜びとともに安堵(あんど)がにじむ。開発のきっかけは妻の言葉。「世の中にないものを作り出して人々の生活に貢献していこうと考えていた中で、男が欲しい物は他社さんもやっているケースが多い。女性や子供、老人に聞いてみようと思って、まず妻に聞いてみました。そうしたら『折りたたみ機』と。それが2005年のことでした」。試行錯誤を繰り返し、ついに発売へとこぎつけた。

 本体下部が分離でき、マンションへの搬入も問題ないが、なお大型の印象は強い。「これでも、かなり小さくなったんです」と阪根社長。3Lサイズの男性用ズボンを持ち上げるのに必要な高さ、バスタオルをたたむのに必要な幅、カメラの視野に必要な奥行きを確保するとスリム化は現状が限界。ただ、たたむ種類を絞れば、小型化は可能とされる。

 「ランドロイドは、40年ほど前の食器洗浄機のような物だと思っています。元々大きく、高かったものも、数が増えていく中で低価格化していく。ほとんどの人が折りたたみ機を購入するという文化を作っていきたい」と阪根社長。家電の進化は生活を変えてきた。ランドロイドが開く未来とは―。

最終更新:4/8(土) 23:39

スポーツ報知