ここから本文です

【日経平均株価】年初来安値更新で下放れに向かうか。米国のシリア攻撃の影響は?

4/8(土) 16:15配信

投信1

米国がシリアを攻撃したが、相場の動きは限定的

2017年4月7日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日より67円57銭高の18,664円63銭となりました。

7日はまさに地政学的なリスクの高まりに対して、株価が振られる展開になりました。午前10時過ぎに、米軍が6日、シリアのアサド政権が化学兵器を使用した疑惑に対して、同国へのミサイル攻撃を行ったと伝わりました。

これを受けて、東京市場ではリスク回避の動きが起こり、安全資産とされる円や日本国債が買われました。それまで1ドル=110円90銭台で推移していた円相場は110円15銭近辺まで急伸しました。

アサド政権が化学兵器を使った疑いがあるものの、まだその証拠は見つかっていません。それにもかかわらず、トランプ政権が即座に軍事行動に動いた背景には、政策が暗礁に乗り上げているトランプ大統領の焦りがあるという見方もあります。「強い米国」を誇示し、支持率の回復を図ろうとしていると考えられます。

トランプ氏大統領は、3月下旬には、看板政策だった医療保険制度改革法(オバマケア)の代替法案を撤回しました。5日に公表された3月14~15日開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、メンバーの中にトランプ政権の財政政策の時期や内容について不安視する意見があることを明らかにしました。

ただ、7日に発表された米雇用統計では、失業率が9年10か月ぶりの水準に改善するなど、米国経済が順調に回復しているという見方が広がっています。7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落したものの、値動きは小幅でした。

一方、日本を見れば、為替の影響もあって、世界の市場の中で日経平均だけが大きく下げる展開が続いています。6日には、終値ベースで年初来安値を更新しました。北朝鮮の動向もあり、先行きは不透明です。

ただし、為替や地政学リスク以外の材料では地合いは決して悪くはなく、好業績の銘柄は買われています。当面は個別の物色銘柄の押し目を狙いたいところです。

1/2ページ

最終更新:4/8(土) 16:15
投信1