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【FIA-F4】岡山第1戦:”逆輸入”ルーキー、笹原右京が優勝「楽しんで戦えた」

4/8(土) 21:51配信

motorsport.com 日本版

 FIA-F4の第1戦が岡山国際サーキットで行われ、2番グリッドからスタートした笹原右京(HFDP/SRS/コチラレーシング)が、昨年のFIA-F4チャンピオンを相手に完璧なレースを展開し、優勝を果たした。これまで海外を中心に戦ってきたが、『F1を目指すため』に日本に戻ってきた笹原は、これがゴールではないと今後の戦いに向けて気を引き締めている。

【写真】FIA-F4第1戦岡山のスタートシーン。カーナンバー6が笹原右京

 8日(土)の朝早くから行われたFIA-F4の予選は各ドライバーのベストタイムで第1戦のグリッドが、セカンドベストタイムで9日(日)に行われる第2戦のグリッドが決定される重要なセッション。笹原は第1戦、第2戦ともに2番グリッドとなり、ポールポジションはどちらも昨年のFIA-F4王者で全日本F3にも出場する宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)が獲得した。

 第1戦決勝、笹原はポールからスタートした宮田をオープニングラップのバックストレートでオーバーテイクすると、そのまま他車を寄せ付けることなく、優勝を果たした。

「昨日のフリー走行の時のウエットとは違って、よりスリッピーだったというか、意外とグリップが高くない印象でした。その中でちゃんとフロントロウを獲得するという結果が出せました」と笹原は語った。

 決勝スタート時、間違ったグリッド位置についた笹原がバックして正しいグリッドからスタートするという珍しいシーンもあった。

 笹原はこの件について「脇にあるボードを頼りに行ったら、『これ絶対何かおかしい』と感じました。とりあえず止まって、バックして(正しいグリッド)からスタートしました。あのままの位置からスタートしたらアウトだったので、とりあえずはペナルティもなかったしよかったです」と振り返った。

「後から見たら、普段のグリッドボックスより、だいぶ後ろの位置に止まってました。スタートも全く決まってませんでした。このクルマでスタート練習もやってなくていきなり本番だったんで、全然よくわからなかったんですけど、他も決まってなかったんで助けられて2番手で1コーナーを出ました」

「2コーナーを曲がったくらいの時に、前がそんなに速くないことがわかってヘアピンで勝負を仕掛けようかなというのは考えていて、(バックストレート手前の)アドウッドをすごい良い位置で立ち上がれたので、絶対モノにしようと思って行きました」

 1周目にトップに立ち、そのまま後続を2秒以上引き離した右京は、ある程度ペースをコントロールしながら冷静にレースを戦った。国内フォーミュラ”デビュー戦”で優勝を飾った笹原は、「そこを狙ってたわけじゃなく、1戦1戦楽しんで、全力で走って戦うってことだけを目標にしてたんで、結果がついてきてよかったです」と語った。

 2戦目となる9日朝のレースは晴れるという予報が出ているものの、8日は夕方から雨が降っており、またしてもコンディションは難しいモノになる可能性が高い。

 しかし、笹原は「晴れも雨もどっちも速かったので、どっちでも大丈夫です。FIA-F4というか国内を初めて走って、状況を考えても絶対自信にはつながるレースにはなりました。まだ1戦終わっただけなので、これから先シーズンはまだまだ長いので、取りこぼしのないように、しっかり戦っていきたいです」と、意気込みを語ってくれた。

松本和己