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「救急車を呼ぶと訴訟」、「ケガを自分で縫う」アメリカの医療保険ってどうなってるの? オバマケア廃案と次の標的「日本の医療」

4/9(日) 6:27配信

マネーの達人

先進国で唯一、国民皆保険制度がない国「アメリカ」

日本では、健康保険証を医療機関に出せば、総医療費の3割分を窓口で支払うだけでよく、医療費負担が軽くなっています。ただし、保険診療以外は自己負担となります。自由診療と呼ばれるものです。

アメリカの医療費は全部実費請求、すべてが「自由診療」だと思ってください。

■アメリカの「医療保険」とは…

アメリカ国民は、医療に掛かる費用を軽減するため、医療費の一部が給付される民間の保険に加入します。これがアメリカで言う「医療保険」です。強制ではなく任意です。

日本での医療保険とは性質がまったく異なります。

皆保険制度は「ユニバーサルヘルスケア」と呼ばれますが、日本とアメリアの制度はまったく違います。

□■保険料が高い■□

医療保険で保険料が給付される治療は限られていて、医療保険に入っていても、高額な医療費になることが多いのです。

これがアメリカの医療制度です。

□■アメリカの個人破産の60%以上は医療費関係■□

あくまでもネット情報ですが、

・ 骨折で手術を受け1日入院した場合で1万5000ドル(日本円では165万円)

・ 貧血で2日入院した場合で2万ドル(日本円で220万円)

・ 自然気胸の治療(手術なし)で6日入院した場合で8万ドル(日本円で880万円)

・ 内視鏡手術の不手際による腸内出血で5日間入院で25万ドル(日本円で2750万円)

の請求がなされた事例もあるとあります。*1USドル=110円(2017.4.4現在)

■病院へ行けない現実

医療費には「ドクターフィー(診療報酬)」があり、担当する医者によって値段が違います。

高額な医療費が払えないので医療機関にかかるのを躊躇し、命を落とすケースが多いようです。

マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画「シッコ」は、アメリカの医療実体を真正面から捕らえた映画で、その映画では、怪我をしたところを自分で針と糸で縫うシーンが出てきます。

病院に行かない、いや行けないのです。

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最終更新:4/9(日) 6:31
マネーの達人