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健康、おいしい・・・日本食人気 SNSでファン拡大 マレーシア

4/9(日) 7:01配信

日本農業新聞

 マレーシアで日本食が熱い。レストラン業態の多様化で、フードコートなど比較的入りやすい店が増えてきているのも追い風となっている。熱烈な日本食ファンの中には、自身のブログやインターネット交流サイト(SNS)などを使って、日本食のおいしさや魅力を発信する層も多い。

 首都・クアラルンプールの繁華街にある「イセタン・ザ・ジャパンストア」の地下1階に、店内で食事できる「イートイン」スペースを確保した日本食売り場が広がる。だしにこだわった食事を提供する「DASHI Dining SAYA」もその一つ。

 「旅行で札幌や大阪に行ったことがある」と話すパメラ・ヨーさん(33)は「日本食はヘルシーでおいしい。マレーシアでも日本食を食べられる店を探してしまう」と話し、サケとイクラのだし茶漬けをブログ用に撮影した。

 ダイニングを運営するアスモ・ケータリング・マレーシア社によると、1日の来店客数は平均で20~30人、休日には60~80人に上る。豚肉などを使わないイスラム教の戒律にのっとったハラール対応のメニューで、中心価格帯は日本円で700円台後半。「現地としては高め」(同社)だが、行列ができる時間帯もあるという。総菜の売れ行きも順調だ。

 同社でマレーシアを統括する清水理郎さん(43)は「和食に注目が集まるのは、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されたことが大きい。親日家も多く、気に入った日本食をブログで発信してくれる客も多い」と話す。三越伊勢丹ホールディングスは「オープン以来、フロア全体で客足は堅調」とする。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)は「都市部で日本食の認知度が高まっている」と分析。「健康志向や安全・安心に対する関心が高まる中、日本食の開拓の余地はある」との見方を示す。

日本農業新聞

最終更新:4/9(日) 7:01
日本農業新聞