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「利家の槍」初披露 内灘・小濱神社宝物展

4/9(日) 2:13配信

北國新聞社

 内灘町大根布3丁目の小(お)濱(ばま)神社に加賀藩祖前田利家が寄進したと伝わる槍(やり)が8日、町地域防災センターで初めて一般公開された。センターの新設を記念した企画で、これまで住民に披露されたことのない門外不出の逸品に見入った来場者は、「槍の又左(またざ)」の異名を持つ利家と内灘の縁を感じ取った。

 槍は、同日に始まった小濱神社宝物展(北國新聞社後援)の目玉として展示された。長さ3・2メートル、刃渡り約30センチで、訪れた住民は「槍があることは聞いていたが、やっと見ることができた」「金箔(きんぱく)が付いていて立派だ」などと話した。

 内灘町史には、利家が1584(天正12)年、宮司の齋藤左衛門政光に、一向宗門徒を撃退した武功などを賞して槍1振りを贈ったことが記されている。齋藤家は代々、「利家の槍」を受け継ぎ、これまで住民に披露したり、神社から持ち出したりすることはなかった。

 宝物展では槍だけでなく、加賀藩の藩札や古文書、矢尻など齋藤家所有の約70点が公開された。竹田菊夫町文化財保護審議会長が展示品を説明した。

 宝物展は、大根布区が齋藤家に「地元神社の宝を区民にも見せてほしい」と依頼したことがきっかけで開催された。松岡義和区長は「宝物品を見て、神社の歴史の長さを感じてほしい」と話した。9日まで。

北國新聞社

最終更新:4/9(日) 2:13
北國新聞社