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浜渦元副知事、前川氏発言を否定「基本合意後は指示していない」

THE PAGE 4/10(月) 16:25配信

 豊洲市場の移転問題を検証する東京都議会の百条委員会での証言をめぐり、元副知事の浜渦武生氏が10日、都庁で会見を開き、基本合意後も「最高責任者は浜渦氏で一貫して市場を所管していた」などとする元知事本局長の前川燿男(あきお)氏の発言について、市場が自らの所管だったことは認めたものの、「指示はしていない。聞かれたら答えた」「2者間合意は本当に知らない」などと述べ、基本合意後に土壌汚染対策などに絡む交渉で指示したことはないと否定した。

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「聞かれたことには丁寧に答えた」

 前川氏は4日の百条委で、2001年7月に東京ガスと都の間で結ばれたた「基本合意」以降も最高責任者は浜渦氏だったとして「浜渦さんに(報告を)上げないのは大変なこと」と証言。3月19日の浜渦氏の「基本合意後は交渉に一切関わっていない」とする発言との食い違いが指摘され、百条委で「偽証」認定の動きが出ている。

 この日の会見で、前川氏発言についての見解を聞かれると、浜渦氏は「言うなら百条委で言いたい」。前川氏の発言を否定するのかと迫られると「はい」と答えた。

 2003年に担当部長3人が連名で浜渦氏に交渉の相談したという文書の存在が明らかになっている。浜渦氏は「(部長らが)出したのは出したのかもしれないが記憶にない」「聞かれたことは丁寧に答えた。交渉には携わっていない」などと繰り返し、「(豊洲移転交渉の任を解かれていたのに)関与していたら石原元知事に怒られる」と述べた。

 豊洲市場整備の役割分担については、基本合意前の話し合いで「外(護岸工事)は都、中(土壌汚染の調査と除去)は東京ガスという話があった」としたが、締結された基本合意では「土壌汚染や価格の話は一切なかった。あるのは都市計画決定をもう一度見直しましょうというもの」だったと説明。その直後に結ばれ、東京ガスの土壌汚染対策の範囲を限定したとされる「2者間合意(確認書)」についても「本当に驚いた。非常に不思議」とあらためて知らなかったと主張した。ただ「都政はそういうところがある」とも言及した。

 豊洲市場移転交渉の担当は外れたとはいえ、市場と知事本局は基本合意後も浜渦氏の担当だったことは認めた。それに対して「所管だったのに関わっていないのは理解ができない」と報道陣がただしたが、当時担当として対応した狂牛病問題(BSE)を持ち出し、「(都が管理する)市場は築地だけではなく、11市場ある。築地の市場は担当するが豊洲のことではない。豊洲のことを聞いても『そうですか』としか言えない」と釈明した。

 2005年にも百条委にかけられ偽証認定された浜渦氏は「何もかも私にごたごたを振りかけたのが12年前の百条委」と言い切り、今回についても「浜渦を偽証にしようという結論がある」などと都議会を批判する場面もあった。

最終更新:4/14(金) 5:48

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