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太陽光発電(PV)世界市場、16年は2桁のプラス成長

4/10(月) 20:20配信

投信1

投信1編集部によるこの記事の注目点

 ・ 2016年、世界では太陽光発電(PV)の導入量が前年比5割増である一方、国内は2割減となっています。
 ・ 2016年の導入量で最も多いのが中国で、次いで米国となり、新興国でも導入が加速しています。
 ・ 日本のパネルメーカーは苦戦をするも、HEMS、蓄電池、燃料電池、環境対応車などとの連携といった統合化で他社との差別化を図る動きが特徴的です。
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年々、市場規模を拡大する太陽光発電(PV)。脱化石エネルギー、CO2削減、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)といった再エネ導入支援策などがその背景にある。2016年も前年比2桁のプラス成長で推移し、国別では中国、米国そして日本が需要国トップ3だ。一方で、国内市場は成長に陰りが見え始めている。さらに、国内PVメーカーの世界市場におけるプレゼンス低下も著しい。本稿ではPV市場動向について述べる。

16年世界市場はプラス成長

PVの業界団体であるPVマーケット・アライアンス(PVMA)によると、16年におけるPV導入量は75GW。これは、15年の51GWに対して5割増、14年の40GWに対して9割増となる。最大市場である中国の導入量は34GWで、前年比126%増となった。国別シェアでは45%を占め、累積では77GWに達した。PVMAによると17年末までに100GWに達すると予測している。

中国に次いで導入量が多かったのが米国で、16年は13GW導入した。第3位は日本で16年は8.6GWを導入した。ただし、15年の10.8GWに対しては2割減となった。17年も鈍化するとしており、7.5~8.5GWにとどまると予測している。

欧州では英国、ドイツ、フランス、トルコなどが市場を牽引し、16年は合計6.5GWとなった。世界全体に対するシェアは10%。

新興市場では、インドが5GW導入するなど、15年の2GWから導入量を大幅に増やした。インド以外の新興市場も導入が加速しており、16年は7GWの導入を果たした。

一方、PVMAは17年の導入量が、悲観的なシナリオで65GW程度に減少すると予測している。導入量の伸び悩みで、PVモジュールの供給過剰による価格下落がさらに進む可能性もあるとしている。

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最終更新:4/10(月) 20:20
投信1