ここから本文です

子どもが友だちの輪に入れないとき、ママができること

4/10(月) 14:00配信

ベネッセ 教育情報サイト

幼稚園での集団生活が始まると、気になるのがわが子とお友だちの関係です。小さな子どもたちの間でも「お友だち」の存在はとても大切なもの。保護者のかたもその価値をわかっているだけに、心配になることが多いと思います。もしわが子が友だちの輪に入っていくことができていないようだ…と感じたら、どうしたらいいのでしょうか?

本当に子どもは友だちのことで悩んでいる?

実は多いのが「保護者のかたが勝手に心配しているだけ」というケース。普段の会話から友だちの名前が出てこない、たまたまひとりで遊んでいる瞬間を見てしまったなど、子ども自身から友だちに関して困っている態度や発言がないにも関わらず、保護者のかたが少しの情報だけで「きっとひとりぼっちに違いない」と決めつけてしまうのです。

もちろん、言いたくても言えない子どももいます。ですから注意は必要なのですが、特に本人が「友だちがいなくてつまらない」「幼稚園に行きたくない」などと訴えていなければ、しばらく様子を見るべきでしょう。気になっても「お友だちはできた?」「誰と遊んだ?」の質問攻めはよくありません。もし質問するのであれば、「今日はどんなことをしたの?」と友だちの話題に限定せず、聞いてみてください。

特に、幼稚園に入ったばかりの環境では、馴染むまでのペースが子どもによって大きく異なります。ひとり遊びが得意だった子どもは、友だちの必要性をまだ感じていないのかもしれません。時間が経つと、共通の話題もでき、他人との会話が楽しくなるでしょう。お遊戯の練習を一緒にすることで、誰かと行動を合わせることが楽しく感じるようになるかもしれません。そうして初めて「他の子とお話したり遊んだりするのは楽しいことなんだ」とわかるのです。

子ども自身が「友だちがいない」と訴える場合には

わが子が「友だちがいない、できない」というと、保護者のかたは「遊ぼうと言っても無視されるのでは?」といった、とても悪い状況を思い起こしてしまいがちです。ですが、現実にはわが子が「遊ぼう」のひと言が言えていない可能性もあります。

このような場合には、まず担任の先生に相談してみましょう。とはいえ、大人が子どもどうしを無理矢理遊ばせても、結局きちんとした友だちどうしにはなれません。先生たちは、声をかけるきっかけづくりなど、あくまでも自発的に友だち関係が生まれるようサポートしてくれるはずです。

もちろん、保護者のかたにできることもあります。子どもは幼稚園以外の場所でクラスメイトと顔を合わせることがあると、妙な親近感を抱くことが多いものです。同じところに来たんだ、ということがうれしかったり、どうしてここにいるんだろう?と疑問を持ったり。暫定的であれ「一対一」になることで、お互いに対する好奇心が強まるのです。

そんなふうに園の外でクラスメイトと会うチャンスを増やしてあげてみてください。ご近所の公園に連れて行ったり、ママどうしの親睦を兼ねてお互いのおうちに遊びに行ったりするのもひとつの方法です。時間が解決してくれることがほとんどなので、不安な気持ちを子どもに押し付けたり、友だちを作るべきと強制したりしないよう気をつけましょう。

1/2ページ