ここから本文です

廃業した6つのショッピングモール、その再利用法 ー 大学のキャンパスやグーグルのオフィス、教会に

4/10(月) 21:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

オンラインショッピングの普及や消費傾向の変化で、アメリカのショッピングモールは時代遅れの存在となっている。

【画像付記事は、コチラをクリック】

ここ数十年で何百軒も廃業に追い込まれており、最近の調査によると、今後10年でさらにショッピングモールの15%が消えるとの予測もある。

2017年前半までに、3500以上の店舗が撤退を計画しており、この中にはシアーズやメイシーズなど、ショッピングモールが経営的に大きく依存しているデパートも含まれる。

廃墟化したモールも多いが、幸運にも建物の再開発に前向きなデベロッパーを見つけ、集合アパートや医療施設、教会へと生まれ変わった例もある。

モールの変身ぶりを見てみよう。
テネシー州アンティオーク市にあるHickory Hollow Mallは、キーテナントだったシアーズとメイシーズの2つのデパートの経営が行き詰まり、2011年に廃墟同然となった。

改装を経て、この建物は2013年にGlobal Mall at the Crossingsとしてよみがえった。現在は、 ナッシュビル・ステート・コミュニティ・カレッジ のサテライトキャンパスとして利用され、 61万7000平方フィート(5万7300平方メートル)の敷地にはレクレーションセンターや図書館だけでなく、スケートリンクもある。

カリフォルニア州マウンテンビュー市にあるMayfield Mallは経営不振で1983年に破たんした。その後ヒューレット・パッカードがオフィスに改装し、利用している。

Googleも2013年に5万平方フィート(約4万5000平方メートル)の敷地を購入し、Google Glassの本社に改装した。

アメリカで最も古い、1828年開業のロードアイランド州プロビンス市にあるWestminster Arcadeも、老朽化に伴い、いったん2008年に閉鎖され、1000万ドル(約11億円)をかけて改修工事が行われた。

2013年には一室30平方メートル弱の48部屋とレストランやコーヒーショップ、ヘアサロンが入った複合施設に変貌した。

テネシー州ナッシュビルにあるOne Hundred Oaks Mallは1967年に同州初の大型ショッピングモールとして開業したが、時代の流れと共に利益が減少していった。

モールの半分は現在も商業施設として利用されているが、 ヴァンダービルト大学 メディカルセンターが2007年に敷地の半分をリースした。以前の正面玄関だった場所はメディカルセンターのロビーへと変貌し、事務所や診療室に改装された場所へとつながっている。

同じくテネシー州オリバースプリングスのTri-county Mallには、かつては30レーンもあるボーリング場や、デパートなどが入居していたが、2009年に800座席ある教会、Beech Park Baptist Churchへと生まれ変わった。デパートだった場所は、教会附属の教室として使用されている。

Rainbow Centre Factory Outletは1982年にニューヨーク州ナイアガラフォールズのダウンタウンにオープンした。1990年にバーリントン・コート・ファクトリーとアウトレットショップが核テナントとして入居し、他の店舗も入って利益を出すようになったが、1999年にバーリントンが閉店するとモール全体も経営不振に陥った。

約3分の1が改装され、2012年にアメリカ最大の書店Barnes and Nobleを併設した教育機関Niagara Falls Culinary Instituteが開校した。残りの3分の2はナイアガラフォールズ市が保有し、今後再開発を行う予定だ。

Source: Niagara Gazette

[原文:6 before-and-after transformations of dead shopping malls that were given new lives]

(翻訳:Eiko Ofuji Mizuta)

最終更新:4/10(月) 21:10
BUSINESS INSIDER JAPAN