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【MLB】「9年の時を経て」メジャー初昇格 ヤンキースの日系4世・ヒガシオカとは?

4/10(月) 20:38配信

Full-Count

正捕手サンチェスの負傷で昇格、指揮官も評価「最も成長したのは打撃」

 ヤンキースは正捕手、ゲーリー・サンチェスの負傷を受け、日系4世のカイル・ヒガシオカ捕手をメジャーに初昇格させた。ヒガシオカは9日(日本時間10日)のオリオールズ戦からチームに合流。この試合で出番はなかったものの、今後はオースティン・ロマイン捕手と併用となる見込みだ。2008年のドラフト7巡目(全体230位)でヤンキースに入団し、ようやくメジャー切符をつかみ取った26歳について、MLB公式サイトは「9年の時を経て、ヒガシオカが初の昇格」とのタイトルで特集記事を組んだ。

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 サンチェスは、田中将大が先発した8日(同9日)オリオールズ戦の5回、ファウルを打った際に右上腕二頭筋を負傷して途中退場。故障者リスト入りとなった。強打を誇り、女房役として田中との相性も抜群の若きスーパースター候補の離脱は、開幕直後から黒星先行となっている名門球団にとって大きな痛手だ。それだけに、ヒガシオカにかかる期待は大きい。

 記事では、マイナーで9シーズンを過ごしてきたヒガシオカの元に、8日にメジャー昇格を告げる電話がかかってきたことを紹介。「ヒガシオカは急いで荷物をまとめると、妻とともに車に乗り、6時間半のドライブをし、カムデン・ヤードと彼の夢舞台へ向かった」。ヤンキースが試合を行っていたオリオールズの本拠地「オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤード」に合流した様子をこのように綴っている。

ヤンキースの救世主に? 「貢献できることは素晴らしい」

 ヒガシオカについて、捕手出身のジョー・ジラルディ監督は「最も成長したのは打撃面だ。彼が18、19歳の時に見ているけど、キャッチングはどんな時でも大丈夫だった」と高く評価しているという。昨季は、2Aと3Aで計102試合に出場し、打率.276、21本塁打、81打点の好成績をマーク。ルーキーリーグなども含めてマイナー通算打率.242、2015年までの8シーズンで通算30本塁打だっただけに、打撃が急成長したことは確かなようだ。

 指揮官が、ロマインとヒガシオカを併用する考えを明かしたことにも記事では言及。その上で「両者ともにただの守備的捕手とは思っていない。打撃面でも貢献してくれるだろう」と期待している。サンチェスを失った穴は、特に打線の中で大きい。しっかりと結果を残したいところだ。

 FAで球団を去ることを選択せず、ヤンキース傘下で努力を重ねてきたヒガシオカは取材に対して「ヤンキースはキャリアを通じて多くのことをしてくれたし、プレーする機会も与えてくれた。だから、キャリアをスタートさせた球団で貢献できることは素晴らしいと思っている。球団に籍を置くみんなに、家族的なものが宿っているんだ」と決意を明かしている。地道にキャリアを積んできた日系4世が、名門球団の救世主となれるだろうか。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:4/10(月) 20:53
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