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ラオス、外国人旅行者10%減 16年423万人 タイや越からが不振

SankeiBiz 4/12(水) 8:15配信

 ラオスを訪れる外国人旅行者が減少している。同国情報文化・観光省によると、2016年の外国人旅行者数は前年比10%減の423万人に落ち込んだ。タイやベトナムからの旅行者が大幅に減ったことが要因と同省幹部は指摘した。現地紙ビエンチャン・タイムズなどが報じた。

 同国は、経済成長を後押しする観光産業の振興に政府などが注力するなか、過去5年間は外国人旅行者数が年平均10.7%増で拡大していた。しかし、16年は一転して減少となった。東南アジア諸国連合(ASEAN)からの旅行者が前年比14%減の300万人となり、なかでもタイからの旅行者が40万人減、ベトナムが10万人減と大幅に後退している。

 同省幹部は、タイからの旅行者急減について、タイ政府が観光活性化を図るため国民の国内旅行費用に税制優遇策を講じたことなどにより、タイ人は国外よりも国内の旅行を選択し、ラオスへの旅行者が減少したとの見方を示した。

 また、ASEAN域内で不法就労の取り締まりを強化する動きが広まるなか、観光ビザでラオスに入国するベトナム人の労働者が減少したことが、ベトナムからの旅行者数の減少という形で表れたとしている。

 旅行業者は、観光施設の整備の遅れや旅行者向け娯楽施設の不足、ラオスへの直行便の就航が少ないことなどを、外国人旅行者増の阻害要因に挙げた。情報文化・観光省は、関係省庁と連携して外国人旅行者の減少について検証し、問題点を洗い出して対策を講じる考えだ。

 同省は、欧州や中東からラオスを訪れる旅行者はわずかながら増加していると指摘する。同省幹部は、外国人旅行者の誘致拡大に向け、観光イベントや交通機関をはじめ旅行費用などを紹介する観光ウェブサイトの開設が必要との見解を示した。(シンガポール支局)

最終更新:4/12(水) 8:15

SankeiBiz