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官公庁、学生へ受験呼び掛け 財務、国税…求む新戦力

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 4/11(火) 17:50配信

 民間企業の採用意欲が高く、学生優位とされる2018年卒の就職活動(就活)が本格化する中、官公庁も優秀な人材を確保しようと学生たちにアピールしている。既に採用試験の募集は始まっており、人事担当者は応募状況が気になるところだ。

 国税専門官を目指し、静岡市葵区の予備校に通う静岡大4年の男性(21)は公務員に絞っている。周囲の学生は7割くらいが民間志望だが、「自分のやりたいことが第一」と決意は固い。

 国税専門官と1次試験の日程が同じ「財務専門官」は、財務省と金融庁の出先機関である財務局で、地域財政の調査監督を行う国家公務員専門職。採用試験は本年度が6年目で、認知度は高くない。

 男性も「名前は知っていたが、具体的な仕事内容のイメージはわかない」と受験は考えていない。

 県庁近くにある東海財務局静岡財務事務所に勤務する職員34人のうち、財務専門官試験を経て入局したのは、22歳から26歳までの9人。16年入局の伊藤憲吾さん(23)はそのうちの1人。

 「入局4カ月で自治体に財務のアドバイスをした経験は忘れられない」と仕事のやりがいを語る。

 大学3年の時に財務専門官という職業を知った。説明会や座談会で出会った職員の親身な姿勢に引かれ、「一緒に仕事をしたいと思うようになった」。

 伊藤さんと同期の近藤あかねさん(23)は大学で日本経済の問題点を学ぶ中で、日本のために働きたいと公務員を志した。

 現在は主に信用金庫や貸金業者などの金融機関の監督業務を行う。「地道な作業が多く決して華やかではないが、調べたデータが役立つと思うと達成感がある」と話す。

 同局人事課の南部寿美雄課長は「静岡の学生は東京や県内志向が強い。財務局にも目を向けて、各地で多様な業務を経験して、明日の財務局をリードしてほしい」と呼び掛ける。



 <メモ>財務局は全国に10カ所の局・支局があり、財務事務所が40カ所、出張所が13カ所ある。職員の数は合計約4700人。県内には静岡市に財務事務所が、沼津市に出張所がある。

 国家公務員専門職にはほかに国税専門官、労働基準監督官、皇宮護衛官、法務省専門職員、食品衛生監視員、航空管制官の計7試験があり、それぞれの業務内容や試験概要は人事院のホームページに掲載されている。

静岡新聞社

最終更新:4/11(火) 18:29

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS