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<浅田真央引退>荒川静香さん「ファンを増やした功労者」

毎日新聞 4/11(火) 20:11配信

 浅田真央選手の引退表明に、愛知・中京大中京高、中京大では浅田の後輩で、ともにソチ五輪に出場した村上佳菜子(22)と、今季の世界選手権で銀メダルに輝いた宇野昌磨(19)=中京大=は愛知県豊田市で報道陣の取材に応じた。村上は浅田の演技について「軽やかな滑りとジャンプは自分になく、難しいことも簡単にこなす。目標にして練習した」と言う。ソチ五輪ではフリーで会心の演技でショートプログラムの出遅れを挽回した浅田を見て「練習の苦労も知っていたので感動した」と語った。

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 宇野は5歳の時、名古屋スポーツセンター(名古屋市中区)で浅田が練習する様子を見て、自身もフィギュアスケートを始めた。数年前にトリプルアクセルが跳べなくなった時は「真央ちゃんらしい教え方で元気をもらった」という。「あれだけ(頑張って)やらないとトップになれないというお手本があった」と浅田から姿勢を学び、飛躍につなげた。

 2006年トリノ五輪女子金メダルの荒川静香さん(35)は横浜市内で取材に応じ「どんな時も頑張り続ける姿を見てスケートを始めたスケーターも多いだろうし、日常で頑張ろうと思った人も多い。ファンを増やした功労者」と浅田をたたえた。

 荒川さんは、自身が進退で葛藤しながらトリノ五輪のシーズンを迎え、初めてシニアの大会で浅田と戦った。「スケートが好きという気持ちで駆け上がってきた浅田選手を見て、楽しんで向き合うことが大事と思い起こさせてくれた。それが今の私につながった」と言う。一方で「大きなものを背負って、続けるのも退くのもすごく勇気がいることだったと思う」と浅田の心中をおもんぱかった。

 昨年の世界ジュニア選手権女子優勝の本田真凜(15)=大阪・関大高=は大阪府高槻市内で取材に応じ、「小さい時から憧れの選手だったので、すごくさみしい」と惜しんだ。昨年の全日本選手権では浅田と同じグループで滑走し、7歳の頃からの夢を実現。今後は「(自身が)真央ちゃんに憧れてきたように、少しでも憧れてもらえるようなスケーターになりたい」と誓った。【藤田健志、福田智沙、丹下友紀子】

 ◇私の憧れの人です

 羽生結弦(ANA) トリプルアクセルも、複雑なステップも、伸びやかなスケーティングも、どんな状況でも、どんなときでも挑戦する姿が見られて幸せでした。これからもずっと私の憧れの人です。

 10年バンクーバー五輪男子銅メダリストの高橋大輔さん 彼女がいろいろと考えた末の結果だと思います。僕は「浅田真央」のスケートが大好きですし、また一緒にスケートをできることを楽しみにしています。

 高校、大学で浅田の2学年上で11年世界選手権男子銀メダルの小塚崇彦さん 同世代の中でも引っ張っていく存在だった。大変な努力家で、真剣にスケートのことを考える姿に刺激をもらった。ゆっくりと自分のやりたいことを見つけてほしい。

最終更新:4/12(水) 12:13

毎日新聞