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シリア対応、ロシアに影響力行使促す=対北朝鮮、自制を要求―G7外相共同声明

時事通信 4/11(火) 17:51配信

 【ルッカ(イタリア中部)時事】先進7カ国(G7)外相会合は11日、イタリア中部ルッカで最終日の討議を行った後、シリアの紛争終結のためアサド政権に対する影響力行使をロシアに促す共同声明を発表し閉幕した。

 米軍が行ったアサド政権への攻撃に対しては「化学兵器の拡散・使用を防止・抑止するための注意深く計算された、対象が限定された対応だ」と理解を示した。

 一方、声明は北朝鮮の核実験・弾道ミサイル発射を最も強い表現で非難した上で、「新たな段階の挑戦だ」と指摘。北朝鮮に核実験などの自制を要求した。

 岸田文雄外相は閉幕後、記者団に対し、シリア内戦の打開に向けて「日本を含むG7としてロシアに建設的な対応を促していくことを確認した」と述べ、日本政府としても働き掛けを行う意向を表明。北朝鮮問題では、中国により大きな役割を果たすよう訴えていく必要性でG7各国が一致したと明らかにした。

 2日間の日程で行われたG7外相会合ではシリア問題が中心議題になった。11日にはこのテーマに絞った特別会合も開催され、アサド政権に批判的なトルコやサウジアラビアなど地域諸国の外相らも出席し、今後の対応方針について意見を交わした。G7外相声明はシリア問題も念頭に「ロシアとの協力なしでは解決できない地域的危機および世界的課題がある」と指摘し、ロシアの関与の重要性に言及した。 

最終更新:4/11(火) 22:50

時事通信