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<患者カルテ>大手製薬会社員が無断閲覧 宮崎の診療所

毎日新聞 4/11(火) 23:04配信

 大手製薬会社「バイエル薬品」(大阪市)の社員が2012~13年、宮崎県内の診療所にある患者のカルテを本人に無断で閲覧していたことが、同社などへの取材で分かった。厚生労働省は個人情報保護法違反の疑いがあるとして調べている。

 厚労省などによると、同社は12年4月に血液を固まりにくくする血栓症用の薬「イグザレルト」を発売した際、同県の診療所の協力を得て、血栓症の治療薬を服用する患者に「1日何回が飲みやすいか」などのアンケートを実施。回答した少なくとも数十人分の患者のカルテを営業担当社員3人が本人の同意を得ずに閲覧し、データを書き写した。

 調査結果は医学誌に論文として掲載されたが、社内で無断閲覧などが問題になり、16年1月に取り下げられた。その後、関わった社員の1人が厚労省に通報して発覚した。【熊谷豪】

最終更新:4/11(火) 23:04

毎日新聞