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米1-3月期企業決算直前レビュー、5年半ぶりの高い伸びが予想される背景は?

投信1 4/11(火) 20:20配信

今週から1-3月期の米企業決算が本格化します。米株式市場は、トランポノミクスへの期待感から昨年11月の米大統領選挙以降に大きく上昇してきました。ただ、最近はトランプラリーもお疲れぎみで、一部のメディアからはラリーの終息もささやかれています。

株式市場の見通しが少々怪しくなってきた中で迎える今回の米決算シーズンについて、直前の見通しと注目点を整理してみました。

1-3月期の増益率は12.0%と5年半ぶりの高い伸びへ

米調査会社ファクトセットによると、S&P500構成銘柄の1-3月期の利益は4月7日現在で前年同期比+8.9%と2013年10-12月期(+8.9%)以来の高い伸びが予想されています。

過去のデータを振り返ると、実際に発表された数字は事前予想を上回る傾向にあり、過去5年の平均値では決算期末の予想を2.9%ポイント上回っています。今回、3月31日時点での予想が+9.1%だったことから、最終的には+12.0%となることが期待できそうです。実現すれば2011年7-9月期以来、5年半ぶりの高い伸びとなります。

また、2011年10-12月期のS&P500の騰落率が+11.2%だったことを踏まえると、期待通りの数字となれば、短期間で大きく上昇する可能性もありそうです。

名目GDP成長率4%なら、株価は10%上昇を期待

S&P500の年初来騰落率は4月7日現在で+5.2%と、依然として高い伸びを維持しています。ただ、3月1日の最高値からは-1.7%と伸び悩んでいます。2016年は通年で9.5%上昇していますが、11月8日の大統領選挙後に10.1%上昇していますので、上昇はこの間に集中していたことが分かります。

2010年から2016年までの7年間を平均してみると、名目GDPは約4%で成長してきたのに対し、株価は約10%のペースで上昇しています。今年の米GDP成長率を実質で2%、名目で4%程度を想定した場合、株価は10%程度の上昇が期待できそうです。この場合、通年での上値余地はまだ5%程度あると考えてもよさそうです。

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最終更新:4/11(火) 20:20

投信1