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UACJタイランド、17年アルミ生産倍増へ

4/11(火) 6:01配信

鉄鋼新聞

 UACJ(社長・岡田満氏)は、タイ子会社UACJタイランド(UATH、社長・土屋博範氏)の2017年アルミ板生産量を前年比倍増となる14万トンまで引き上げる。主力の缶エンド材、自動車熱交材の拡販に加えて、今期からは缶ボディ材の生産も本格化するため数量の大幅増加を見込む。足元の月1万トン体制を、下期(7~12月)以降には月1万3千トンを製造できる体制とし、下期営業黒字化を達成していきたい考え。

 UATHは年産能力18万トンを有する東南アジア随一のアルミ板製造拠点。14年1月に冷間圧延工程以降の設備が先行操業し、15年8月に溶解鋳造からの一貫操業を開始した。現在は缶材や自動車熱交換器材を東南アジアや中東、オセアニア、米国(西海岸)など世界各国に製品を供給している。
 UATHの17年生産計画は前年比2倍超の14万トン。主力の缶材は、グローバル製缶メジャーの東南アジア工場などからの採用が増加傾向にあるほか、新規需要家への営業を積極化。また今期からは缶ボディ材の販売を本格化させ「エンド材とボディ材をセットで欲しいという顧客ニーズを取り込んでいく」(土屋博範社長)方針で、これらの取り組みにより、缶材は合計で前年比約2倍の11万トンを計画。
 また、自動車熱交換器材やその他一般材を含めた生産量も前年比2・5倍の3万トンを目指していく。
 UATHの3月の生産量は月1万トンレベル。今後下期までに月1万3千トンを安定的に生産できる体制に整えていく方針。「熱間圧延設備を除く、現有設備での生産能力は月1万3千トンというのが現実的なフル生産能力。この水準を達成できれば月間営業黒字化が見えてくる」(同)とし、今下期からの営業黒字化と、来年の通期経常黒字化を必達目標として掲げていく計画だ。

最終更新:4/11(火) 6:01
鉄鋼新聞