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全国初の保幼小中一貫校開園 学びの接続重視 刺激しあい成長期待 /千葉・南房総

4/11(火) 10:45配信

千葉日報オンライン

 同一敷地内に公立の保育所、幼稚園、小学校、中学校を集約した富山学園(千葉県南房総市)の開園式が10日、開かれた。同市教育委員会によると、0~15歳が一カ所で保育、教育を受ける「保幼小中一貫校」が整備されたのは全国で初めて。通学する397人は、幅広い年代の子どもが一堂に会す環境に身を置き、気持ちを新たにした。

 幼少から中学への過程の中で連携を図りながら教育することで「小1プロブレム」「中1ギャップ」といった接続部分の課題を解決する狙い。15年間を見通した柔軟なカリキュラム編成や、同一環境で多世代の子どもが刺激しあいながら成長することも期待されている。

 学園施設は市立富山中学校の敷地を中心に約2万8千平方メートルの土地で整備。体育館・武道場を2014年10月、小中一貫校校舎を15年12月、幼保一体施設園舎を今年3月に完成させた。200メートルトラックを備えたグラウンドもあり、幼小中合同運動会も開催できる。総事業費は約39億6千万円。

 開園式では、児童代表が「今ここに0歳から15歳まで夢と希望をつなぐ富山学園の開校を宣言します」と発声。高柳聡学園長は「保・幼・小・中一体ならではの新しい学園づくりを始める。学びの接続を重視した授業作りで勉強の積み重ね、ふるさと富山に対する誇りや強い思いを持った子どもの育成を目指す」とあいさつした。