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「FXに投資した」元郵便局員、1300万円横領容疑で逮捕 同様被害、総額8000万円超か

4/11(火) 11:03配信

千葉日報オンライン

 顧客から預かった口座から現金約1300万円を横領したとして、千葉県警捜査2課と茂原署は10日、業務上横領の疑いで本納郵便局(茂原市本納)の元渉外営業主任で自称派遣社員、鈴木昭彦容疑者(39)=千葉市中央区弁天2=を逮捕した。鈴木容疑者は2014年11月以降、顧客約10人から同様の手口で約6800万円を着服していたとみられ、県警で裏付け捜査を進めている。

 逮捕容疑は、同年11月13日~15年1月8日、3回にわたり、同郵便局で、顧客の女性(71)ら2人の口座から現金の払い戻しを受けて預かり保管中、自己の用途に使う目的で現金約1300万円を着服し横領した疑い。

 県警によると、鈴木容疑者は「FX(外国為替証拠金取引)に投資した」などと容疑を認めており、県警ではFXの損失の穴埋めのため、14年11月13日~15年10月1日の間に横領を18回重ねていた。被害総額は計約8100万円に上るとみられる。

 鈴木容疑者は05年4月に採用され一宮郵便局に勤務。09年8月に茂原郵便局主任、12年4月6日から昨年2月3日まで、本納郵便局主任(渉外営業)として、顧客の依頼に基づく定額定期貯金、通常貯金などへの預入金の預かり、払い戻し金の交付、保険募集などの取り次ぎを担当していた。

 鈴木容疑者は、預かった通帳などを使い現金を払い戻し、記帳された通帳の印字部分を改ざんしたり、千~2千円を利息として手渡しするなどして、発覚を遅らせていたとみられる。

 15年10月に被害女性が総合口座通帳を再発行したところ、旧通帳に表示されていた800万円の担保定額貯金が表示されていなかったことに気付き発覚した。本納郵便局は昨年9月、茂原署に告訴状を提出。鈴木容疑者は同年2月3日に懲戒解雇されていた。

 日本郵便関東支社経営管理部は10日、「被害を受けたお客さまに多大な迷惑を掛け深くおわびする。今後、こうした事案が発生しないよう、管内全社員に対する指導を徹底する」などとするコメントを発表した。