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“美しさの境地”に到達したメルセデス・ベンツ 新型Eクラスクーペに試乗

オートックワン 4/11(火) 14:49配信

“優雅な美しさ”を代々継承してきたメルセデス・ベンツ Eクラスクーペ

およそ50年の歴史を有する“メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ”に代々受け継がれてきたもの、それはスタイリングの優雅な美しさだと思う。

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ボディを真横から見たとき、Aピラー上端から始まるサイドウィンドウのラインは、後ろにいくに従って芸術的ともいえる曲線を辿って下降し、まるで水平線に沈んでいく夕陽のような自然さでサイドウィンドウの下側を流れるラインに吸い込まれていく。

その、どこにも無理のないひとつながりの曲線は、高名な画家が描くひと筆書きの作品にも似た高貴さと息を呑む美しさが同居している。最新のEクラス・クーペにも、それとまったく同じ芸術性が備わっている。いや、美しさの新たな境地に到達したといってもいいくらいだ。

そのポイントは、サイドウィンドウを左右に長く伸ばすとともに天地方向にも厚みのあるデザインとすることで、まるで4ドア・ハードトップのような開放感と、ルーフやCピラーがごく薄く見える繊細さを生み出したことにあると思う。

これまでと異なるデザインを持つ、新型Eクラスクーペ

実は新型Eクラス・クーペには、これ以外にも最近のメルセデスと大きく異なるデザイン上の特徴がある。

それは、これまで上下2本の組み合わせとされてきたボディサイドのキャラクターライン(ボディパネルを鋭く折り曲げて作った装飾的なラインのこと)のうち、上側の1本が省略されて下側1本だけとしたこと。

そして、従来は上側のキャラクターラインがあったショルダー部分をなだらかな曲面で構成として微妙で繊細な陰影を生み出し、なんともいえないふくよかさと優しさを表現した点にある。

ちなみに、ゴードン・ワーグナーがチーフデザイナーに就任して以降のメルセデス・デザインは、キャラクターラインを2本設けるという厳格なルールが存在していたが、新型Eクラス・クーペ以降はこの規則がやや緩和されるらしく、Eクラス・クーペとは反対に上側だけにキャラクターラインを描いたモデルなど、様々なバリエーションが登場すると見られている。

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最終更新:4/11(火) 16:15

オートックワン