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【WEC】ポルシェ、開幕戦に“低ドラッグ仕様エアロ“を投入。トヨタと戦略分かれる

4/11(火) 16:24配信

motorsport.com 日本版

 ポルシェは、2017年WEC開幕戦シルバーストンに低ドラッグ(低ダウンフォース)仕様エアロパッケージを用意することを明らかにした。これまでポルシェは、開幕戦に持ち込むエアロパッケージの仕様を明言していなかった。

2017年WECカレンダー。開幕戦は4月14~16日に行われる予定だ

 彼らは、来月開催予定の第2戦WECスパでもル・マン仕様(低ダウンフォース仕様)のエアロを投入し、7月のニュルブルクリンクまで高ダウンフォース仕様のエアロは使用しないという。

 一方のトヨタは、開幕戦シルバーストンと第2戦スパに有利な高ダウンフォース仕様のエアロを用意する。そのため、ポルシェは一時的に不利な状況に追い込まれるだろう。

 WECポルシェのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは、このような決断について、「ポルシェは第3戦ル・マン24時間レースまで、低ダウンフォース仕様のエアロ性能の開発とテストに集中する」と語った。

「低ダウンフォース仕様のエアロは、シルバーストンで不利な状況になるだろう」

「ル・マンの後の残りレースは、高ダウンフォース仕様のマシンを用意するつもりだ」

 以前、ポルシェのニール・ジャニは、高ダウンフォースが必要とされるサーキットでポルシェが”危機的な状況に瀕する”可能性を示唆していた。

 2017年WECでは、予算削減を目的にシーズン中のLMP1チームに許可されているエアロパッケージの種類を3つから2つに減少させた。さらにそれぞれのパッケージは、シーズン前に行われたホモロゲーション以降、大幅な変更を加えることを許されていない。

 トヨタは悲願ル・マン勝利を目指して、第2戦スパとル・マン24時間レースに、3台目のTS050ハイブリッドを投入する。また4月上旬に行われたモンツァでのシーズン前テストで、トヨタは低ダウンフォース仕様のエアロパッケージを持ち込んでいる。