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本屋大賞に『蜜蜂と遠雷』!今回も映画化?

ホウドウキョク 4/11(火) 18:47配信

今年で14回目を迎える「本屋大賞」。商品である本と、顧客である読者を最も知る立場にいる書店員の投票だけで決めるというユニークな賞で、書店員は過去1年の間に自分で読んで「面白かった」、「客にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選んで投票する。

2017年の大賞に恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』が選ばれた。

『蜜蜂と遠雷』は、ピアノコンクールを競い合う天才4人を中心に書かれた作品で直木賞も受賞。構成や文章が優れているとして作家たちの間でも評判がよく、2013年に『何者』で直木賞を受賞した朝井リョウさんが「直木賞を絶対に取る」と事前予想していたほど。

恩田さんは2005年にも『夜のピクニック』で本屋大賞を受賞していてこれで2回目。

ほかにノミネートされていた作品は以下の通り。

『i』(西加奈子)
『暗幕のゲルニカ』(原田マハ)
『桜風堂ものがたり』(村山早紀)
『コーヒーが冷めないうちに』(川口俊和)
『コンビニ人間』(村田沙耶香)
『ツバキ文具店』(小川糸)
『罪の声』(塩田武士)
『みかづき』(森絵都)
『夜行』(森見登美彦)

本屋大賞は、「売り場からベストセラーをつくる!」を合言葉に2004年から毎年発表されていて、『博士の愛した数式』『船を編む』『海賊と呼ばれた男』など、大賞をとって映画やドラマになったものも多い。

本が売れない時代と言われる中、「売れる本を作り、出版業界に新しい流れをつくり、ひいては出版業界を現場から盛り上げていく」という思いで作られた本屋大賞。今回、大賞を受賞した『蜜蜂と遠雷』が、どれほどのブームを作り上げ、出版業界を盛り上げていくのか、注目される。

また、翻訳小説部門には『ハリネズミの願い』(トーン・テレヘン=作、長山さき=訳)、過去に出版された本のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと書店員が思った本を選ぶ発掘部門の「超発掘本!」には『錯覚の科学』(クリストファー・チャブリス/ダニエル・シモンズ=著、木村博江=訳)が選ばれた。

最終更新:4/11(火) 19:47

ホウドウキョク