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美酒造り復興支援 熊本など被災県のコメ使用、会津で仕込み

福島民友新聞 4/11(火) 12:07配信

 東日本大震災の被災地支援に取り組んでいる城南信用金庫(東京都)は本年度、本県など被災3県と、地震被害に遭った熊本県のコメを利用し日本酒を造る「興(お)こし酒プロジェクト」を展開する。

 同信金と、事業に協力する本県の8信金を含む全国15信金の理事長らが10日、会津坂下町の曙酒造で仕込み作業を行った。

 同プロジェクトは東日本大震災や熊本地震からの復興へ願いを込め、被災地同士の絆を強めることが目的。

 4県で収穫された「ひとめぼれ」を掛米とし、同町産の酒造好適米「五百万石」をこうじ米に使って純米大吟醸を醸造する。城南信金が主催し、15信金が酒米の確保や販売などで側面支援する。

 日本酒の名前は「絆結(きゆ)」で、この日の仕込み作業に合わせて発表された。

 絆をさらに強めたいとの願いに「キュッと一杯」をイメージさせる日本酒らしい響きを掛けた。4合瓶3千本の限定販売で、価格は1本2500円(税込み)となる予定。7月に完成し、8月に城南信金が都内で開く「2017よい仕事おこしフェア」でお披露目される。

 醸造は、新地町産の米で純米吟醸酒「鹿狼山」を醸造するなど地域貢献に取り組んでいる曙酒造に委託した。

 仕込みでは、各信金の理事長や斎藤文英会津坂下町長らが蒸した酒米を運んだり、タンクに入ったもろみをかき混ぜたりする作業を行った。

 作業に臨んだ城南信金の守田正夫理事長は「復興は道半ば。強い絆で取り組んでいきたい」と語った。斎藤町長は「復興への強いメッセージとなる。大変ありがたい」と感謝した。

福島民友新聞

最終更新:4/11(火) 12:07

福島民友新聞