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「社歌」第4次ブーム Jポップやラップ、ユニーク曲が続々登場、特徴は「社員の歌」

AbemaTIMES 4/11(火) 17:00配信

 会社設立の精神を表し、朝礼や行事などで歌われる「社歌」が、今注目されている。社歌に詳しいジャーナリストで作家の弓狩匡純氏は「社歌が今は“社員の歌”に変わってきている。これが“第4次ブーム”の特徴なんです」と語る。果たして社歌の“第4次ブーム”とは。

 日本の中小企業を応援する情報サイト「HANJO HANJO」が、昨年の11月下旬から社歌のコンテストを開催(現在は募集終了)。応募された企業は全部で29社。それぞれの会社らしさが出るようにと、好きなように撮影された動画に、社歌を合わせたものを作品として競い合った。投稿された社歌の例は以下だ。

 1社目は、東京・杉並区にある老舗の運送会社「高井戸運送」。昨年創業60年を迎えた高井戸運送では、週に2回、朝礼で声高々に社歌を歌う。高井戸運送では、昨年の11月に初めて社歌を作ったという。物流業界のきついイメージを改め、求人を図ろうとしたのが動機だ。

 先日入社したばかりの社員である田井友恵さんは「もうちょっと昔っぽいのかなと思ったんですけど、結構今風で歌いやすいと思いました。今日も1日頑張ろうと思って集中のスイッチが入ります」とコメント。事業本部部長の岡村武史さんは「この『社歌』を使って新人の教育、そして一体感を作るのにすごく活用できるなと思います」とコメントした。

 作詞を担当したという高井戸運送・社長の飯田勇一さんは「全くの未経験者の若い方を呼び込もうとして作りました。動画の中には仕事の中身が大分出ていまして、それに曲が乗って流れていけば、なんか親しみのある会社だなと思っていただけるのではないかなと思いました。新たな採用の一つの呼び水になると大いに期待しています」と語った。

 次に紹介するのは、昨年9月に開業した美容室『インフィニティ』。おしゃれなバラード調の社歌が魅力的だ。

 スタッフには「最初に聴いたときは僕の想像する社歌とは違う感じで、バラードっぽくて感動しました。かなり自慢の社歌です」「みんなでまとまる曲だと思うのでゆくゆくはカラオケで入れたりなど、盛り上げていけたらいいなと思います」と高評価。

 作詞を手がけたオーナーの鈴木達也さんは「銀座で美容師をやっていたんですけど、そのときのお客様のほぼ9割以上の方が、このオープンした美容室に来てくれるようになって。お客様に対しての感謝の気持ちを述べたいという思いで作らせていただきました」と語った。

 その感謝の気持ちを忘れないようにと、社歌のタイトルに『感謝』とつけた鈴木さん。常連が多いときなどは店内でも流しているという。

 岡山県・倉敷で事務用品などを販売するクラブン株式会社では、往年の社歌を歌詞の一部に引き継ぎ、新しい社歌としてラップ調の「社歌ラップ」を取り入れるなど、自由な社歌の在り方が広がってきている。

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最終更新:4/11(火) 17:00

AbemaTIMES