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オリーブ出荷へ栽培拡大 入善で農家ら有志 オーナー制に応募50人

4/11(火) 22:27配信

北日本新聞

 全国でも珍しいオリーブ栽培に取り組む入善町の有志グループが産地化や出荷に向け準備を進めている。冷涼な気候に適した品種を見つけようと一昨年から育てており、規模を拡大するためオーナー制度を活用。県内外から約50人の応募があり、一部の参加者は9日に同町吉原のほ場で苗木約60本を植えた。グループの寺田晴美さん(52)は「共同作業を楽しみながら生産したい」と話している。

 入善町吉原で農業会社を経営する寺田さんや知人でつくるグループ・フェリーチェは2014年に活動を始めた。国内生産の9割以上を占めるとされる香川県の小豆島を訪れ、注意点を学んだり苗木を仕入れたりした。15年4月に会社近くの田んぼを土壌改良して10品種約40本を定植。昨秋に試験収穫し、順調に生育していることを確認した。

 寺田さんの知り合いから「一緒に栽培してみたい」と要望があり、3月に会員制交流サイト(SNS)でオーナーを募ったところ、県内外約50人の申し込みを受けた。新たに7品種81本を購入した。

 9日は最初に定植した敷地に隣接しオーナー用として整備したほ場に約15人が集まり、苗木を植えた後、根元に土をかけた。長野県から訪れた高見澤和彦さん(60)は「固定観念にとらわれずチャレンジする姿勢を見て協力したいと思った」と話した。

 敷地内には来場者向けの休憩スペースが設けられた。今年からの本格出荷を見据える寺田さんは「オリーブ産地としてだけでなく、観光スポットとしても入善をPRしたい」と意欲を見せている。

北日本新聞社

最終更新:4/11(火) 22:27
北日本新聞